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カテゴリ:写真集・絵画集・絵本・コミック(29/31)

蓮池の仲間たち あまがえる : 伊比 輝治 | 風詠社eBooks





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タイトル: 蓮池の仲間たち あまがえる

著者: 伊比 輝治  書店: 風詠社eBooks 

カテゴリー: 写真集・絵画集・絵本・コミック
ページ数: 66
サイズ: 182×205

特記:

電子書籍(550円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

書籍形式








 


本の要約

蓮池に7月・8月と毎朝5時30分から通い、何もせず、カエルの生活をのぞき込んだ作品集です。自然光のまま、一人 黙々と撮り続けました。

おたまじゃくしから2ヵ月ほどで、このような反応をするカエルに驚きと「人間社会と変わらないじゃない ・・・。」という行動に頷きました。そそっかしいのもいれば、私を見るだけで怒り出す、寝たふりをする。いつも笑顔を振りまく奴、無視をするものもいます。そんな2ヵ月はあっと言う間に過ぎてしまいました。

この本は「年寄りの道楽」で撮ったものです。自然離れが進行している昨今、読まれる皆さんがこのような本で自然を身近に感じていただけたら幸いです。
また、子供たちが身近にいる動物に目が向いてくれたら良いと思うのです。

日本を代表する評論家で彫金家の先生がこの本に高い評価を与えて下さっています。

著者のプロフィール

小さい頃から虚弱体質で、普通の子供のようにスポーツなどは出来ず、体も小さく、いつも一人で北海道の自然の中で蝉やクワガタ虫、ワラビ、ぜんまい、セリ、栗、山葡萄、野イチゴ、キノコ取り、釣り、などをして過ごした。
そこは、学校への通学路には沼、反対に5分ほどで海があり、そこには原っぱもありました。
裏山には、蝉、クワガタムシ、そこの坂を上ると、山頂には牧場があり、広い草原でした。
その端には、山葡萄があり、その牧場の北側面にはワラビやゼンマイの秘密の場所がありました。
春にはフキがいっぱい取れて、おかずには困らなかったのです。
初夏、海では毛蟹が取れて、それを登校前に茹でて、それをかじりながら学校へ通いました。

蝉は、捕虫網を使うのではなく、裏山に行くと、ヨモギ、萩などの、比較的背の高い草・背の低い木などに、朝露に濡れて、羽化したままでいるのです。 それを手で捕まえました。30分もすると、100匹くらい取れ、竹の鳥かごに入れて帰りました。
ですから、一人で自然の中をのぞく、観察するのは幼小時に作られた感覚なのでしょうね。体が小さく、虚弱体質ですから、人にいじめられるのが嫌でしたから、一人でいる道を選んだのですね。

社会人となり、高齢になっても、幼少時に作られたこのような感覚は体に沁みついているようで、人に触れているより、一人で自然の中で、散歩・道草をしているのが私には合っているようです。
その方が疲れないですし、ストレスが残りません。

蓮の池に来られる方々は、殆んどの方は20分ほど以内で帰られますが、私は2時間〜2時間30分ほどかけて、蓮池の周りを2周します。私にとって、これでも時間が足りないのですが、仕事があるので、切り上げます。それを毎日、雨が降っても、池までの30分、通い続けました。それで、カエルの生活が見えてきたのだと思います。

自然の中にいると、飽きないですね。楽しいし、面白いです。
今後も、自然が作ってくれる造形を、そのまま撮り続けます。