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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(48/179)

パリの小学生とペール・ラシェーズへ 写真物語 : アンナ・ザヴォロンコ=オレイニチャク、翻訳:藤崎 典子 | BookWay書店





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タイトル: パリの小学生とペール・ラシェーズへ 写真物語

著者: アンナ・ザヴォロンコ=オレイニチャク、翻訳:藤崎 典子  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 86
サイズ: A4

書籍形式








 


本の要約

花の都といわれるパリ、そこでは数十年も前からしばしばテロが起こり、小学生もその犠牲になってきました。それでも、日常は続いていきます。この本に主演する小学生の生活も…。
現在、移民の多いパリ20区にある公立小学校―ヴィトゥルーヴ学校―の5年生4人が1グループになって『ペール・ラシェーズへのフーガ』をクラスの中心的存在になって創り出していくのがこの本の内容です。

この学校の一連の教育的実践は、GFEN(新しい教育のフランスグループ)の活動的なメンバーでもあった、フランス国民教育省の視学官ロベール・グロトンの主導で1962年に始まっています。行政官が新教育を率先する姿勢に興味をひかれました。そして、プロジェクトの実現を通して教えるという教育方法であると同時に、両親の活動的な参加と教師・生徒による学校の共同管理に基づいて設立されたことにも共感を覚えました。付け加えると、この学校で実施したPISAテストや卒業生への追跡調査においては良好な結果が得られています。
それで、公立小学校の図画工作専科教諭をしていた私は、この本を翻訳して皆さんにお伝えしたいと思いました。その後、病を得て、出版までに時間が経過してしまったことを、申し訳なく思っています。

初見においては、墓地の暗さが印象的でしたが、数十回の読書に至ってようやく視界が開けてきました。この本は、プロジェクト学習の一環としても、美術・歴史・文明書としても読めますが、読む人の視点や視座によっては、異なる姿を現してくれます。
私は、「mement mori(死を思え)」を実感したゆえに、生が輝きを増す体験をしました。あなたも、自分らしい読み方で新たな発見をしてください。

終わりに、この本を読んでくださっている ―かつて子どもだったあなた、現在子どものあなた―
すべての人にエールを贈ります。”生きてるって、素敵!!”

著者のプロフィール

訳者略歴

昭和29年誕生、広島大学教育学部中等教員養成課程美術科在学中に文部省給費留学生としてパリⅣ大学留学、フランス国立セーヴル高校にて教育実習

昭和54年
パリⅧ大学芸術学部造形芸術学科修士課程修了

昭和57年~
江東区立辰巳中・砂町中時間講師を経て、大田区立大森第十中・品川区立八潮南中美術科教諭、渋谷区立長谷戸小・加計塚小図画工作専科教諭を務め、平成25年退職

昭和63年~平成4年
日仏共同研究会美術部門参加

平成3~19年度
文部省中学校美術科指導資料作成者、教育課程審議会美術部会委員、生涯学習審議会専門委員など

平成4年度
筑波大学大学院研究科/博士課程・藝術教育学研究室(東京都教員研究生)

平成14~18年度
国立教育政策研究所「教科等の構成と開発に関する調査研究」協力者

平成17年度~
社団法人日本美術教育連合理事、監事、公益社団法人日本美術教育連合運営委員

平成20~21年度
東京都教職員研修センター主催の東京教師道場 芸術(図画工作・美術)助言者