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カテゴリ:研究・ノンフィクション(40/76)

多文化家族における家庭内暴力と福祉的介入の国際比較研究 : 尹靖水、近藤理恵、岡田節子 監修:中嶋和夫 | BookWay書店 学術研究出版





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タイトル: 多文化家族における家庭内暴力と福祉的介入の国際比較研究

著者: 尹靖水、近藤理恵、岡田節子 監修:中嶋和夫  書店: BookWay書店 学術研究出版 

カテゴリー: 研究・ノンフィクション
ページ数: 338
サイズ: A5


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本の要約

本書は、梅花女子大学尹靖水教授を研究代表者とする、文部省科学研究補助金による『ブローカー介在型多文化家族の家庭内暴力の社会福祉学的予防システム開発に関する研究(2013年4月1日〜2016年3月31日)』の研究成果を取りまとめたものである。

本研究は、多文化家族の生活問題のうち、夫婦間での家庭内暴力の発生のメカニズムを実証的に検討すると同時に、その予防に関する政策・施策の国際比較、さらには日常的な生活問題に関連する社会福祉学的な臨床的介入の指針を開発することを研究課題として、フランス、ドイツ、アメリカ、ニュージランド、韓国、台湾、日本の研究者ならびにソーシャルワーカー等、多彩な人材が参加した。

学術的な成果として、前記研究課題のうち、夫婦間の家庭内暴力に関しては、夫と妻の双方向からアプローチしている。このようなアプローチは、かなり野心的なチャレンジであったと思われるが、従前の研究においてこの種の研究ではほとんどなされていなかったことを考慮するなら、大きな成果が得られたと推察され、今後のこの領域における研究の発展、特にペアデータに基礎をおいた調査研究等にとって、大きな示唆を与えるものと言えよう。

また、家庭内暴力の予防的な政策や施策に関しては、従来は個別的で断片的にならざるを得なかった問題を、欧州地域、米国地域、オセアニア地域、東アジア地域を視野にいれながら、かつ各地域の研究者の協力のもとに、社会福祉学的な観点から、成果をまとめ上げることができたことは、前記地域の歴史や文化を踏まえつつも、人類に共通した社会問題にアプローチする今後の研究において、大きな示唆を与えるものと言えよう。

さらに、東アジア圏の多文化家族が直面している生活問題を、ソーシャルワークという枠組みにおいて、ほとんどこれまで体系化されてこなかったニーズを軸に、専門的介入に関する指針を整理したことは、今後のこの領域の研究に大きな示唆を与えるものと言えよう。

ただし、制約された時間の中では、政策・施策・事業という枠組みにおけるインパクト評価について十分に整理しきれなかったことを反省し、さらなる研究の発展の礎になることを願って本書を公刊することを企画した。

本書に関しては、中嶋和夫が全体的な監修の責任を、また梅花女子大学尹靖水教授と岡山県立大学近藤理恵教授、そして岡田節子教授が編集の責任をもって作業を進めた。多忙な中、フランス、ドイツ、アメリカ、ニュージランド、韓国、台湾、日本を代表する研究者等の皆様から、珠玉の研究成果をいただいたこと、執筆者の皆様にはこの紙面を借りて深謝申しあげる次第です。

著者のプロフィール

中嶋和夫(なかじま かずお)
岡山県立大学名誉教授。東北大学大学院教育研究科修士課程修了(医学博士)
執筆箇所:まえがき、第1章、第2章

尹靖水(ユン ジョンス)
梅花女子大学教授。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了(社会福祉学博士)
執筆箇所:第1章、第2章、第4章、あとがき

近藤理恵(こんどう りえ)
岡山県立大学教授。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了(社会学博士)
執筆箇所:第2部 序論、第3章

岡田節子(おかだ せつこ)
前静岡県立大学教授。韓国・啓明大学校大学院公衆保健学科博士課程修了(保健学博士)
執筆箇所:第3部 序論、第10章、第11章、第12章、第13章、第14章、第15章、第3部 結論