電子ブック|詳細画面
カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(34/182)

これでもいいのかな? : 鯖江 友朗 | BookWay書店





電子ブック|詳細画面

タイトル: これでもいいのかな?

著者: 鯖江 友朗  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 172
サイズ: A5

特記:

電子書籍(550円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

書籍形式








 


本の要約

『これでもいいのかな?』
これが本の題名?しかも短編集?
そうなんです。
各作品はドロドロした人間関係を描いているものではありません。推理小説や恋愛小説に見られるハラハラ、ドキドキ感もありません。主人公が一所懸命に仕事や研究を続け、何かを成し遂げる内容でもありません。
では何を描いているのでしょうか?
主題は人情です。
各作品では日常生活の中で誰もが一度は経験したことがあるような題材を取り上げ、そこに想像という調味料を入れ、サッパリした味に仕上げています。
砂糖、塩、酢、胡椒などは、読者の好みで足していただければ、現実生活に似たような味になるかもしれません。

男女の出会いに興味がある人は、第一話か第二話か第八話から、
能面に興味がある人は、第三話から、
役所勤めの人は第四話から、
定年を迎えた人は第五話か第十話から、
競馬好きの人は第六話から、
猫好きの人は第七話から、
警察、消防、自衛隊の人は第九話から読んでください。

これでもいいのかな、と思っていただければ幸いです。

著者のプロフィール

鯖江友朗(さばえともろう)
1952年、島根県浜田市に生まれる
2012年、定年退職
現在、神奈川県横浜市在住
趣味、酒、煙草、料理、月一の川崎競馬

他の著作
短編集『これってあり?』(風詠社 2012年)
編集『これでいいの?』(ブックウェイ 2013年)
短編集『これでもいいのかな?』(ブックウェイ 2014年)
中編小説『海軍と父と母…絆としがらみ」(ブックウェイ 2015年)
中編小説『これってオヤジのたわごと?』(ブックウェイ 2016年)
短編集『これって終活?』(ブックウェイ 2017年)
中編小説『漣の行方』(ブックウェイ 2017年)

著者からの書籍PR

著者からのアピール

 小生は定年で退職し、今は主夫をしながら短編集を書き続けています。
 主夫としての仕事には、掃除、洗濯、買い物、料理から、ごみ捨てや草抜きなどが含まれます。最初は楽だと思っていましたが、実際にやってみると、それほど簡単ではありませんね。
 掃除の場合、細かいところまで丁寧にしようとすると、これでいいという限界がないことに気が付きました。だから家の中の拭き掃除やお風呂の掃除でも、今日はここまで、と区切りを付けることを覚えました。早く言えば手抜きの実践です。そうしないと気が抜けないし、自分の時間を作ることができないからです。
 洗濯は簡単だと考えていましたが、気になるのは天気です。従って毎朝天気予報を見逃さないようにしています。シーツを洗ったり、布団を干したりもすべてお天気次第ですからね。
 買い物と料理は元々好きでしたが、良い材料を安く購入し、見栄えが良く美味しいものを作ろうとすると、結構時間が掛かります。国産のものをできるだけ使い、新鮮なものは新鮮なうちに使い切るように工夫をしています。ですから冷蔵庫の中はすっきりしています。
 面倒なことはいろいろありますが、小生は主夫を楽しんでいます。
 しかし、このアピール欄を読まれる方は、主夫には興味がないですよね。本末転倒ですが、これから本題に入ります。

 日米関係とか軍事と言うと、皆さんは腰を引かれるかもしれません。でも小生の現役時代は、その二つにずっと関わってきました。
 ですから今年の秋、外交官で評論家だった岡崎行彦氏が亡くなられた時にはお通夜に行き、ご冥福を祈ってきました。
 今でも日本国民の一人として、政治や外交や軍事に関心を持っていますけれど、小生は退職前に考え方を変えました。安全保障問題は専門家に任せることにしたのです。
 その代わり、心の問題を文章にすることを第二の人生の目標にしたのです。大阪大学名誉教授の加地伸行氏や、裏千家前家元の千玄室氏や、哲学者の適菜收氏の影響を強く受けたからです。
 小生は退職してから、『これってあり?』と『これでいいの?』という短編集を出版し、今回の三作目が『これでもいいのかな?』です。
 三作とも主題は人と人との絆の大切さです。世の中のどろどろしたことを意図的に避け、読後にほっとしていただくように心懸けて書いたつもりです。
 雨が降った翌朝、真っ青な空を見ると、気持ちがすっきりします。
 そんな光景を忘れずに、これからも書き続けます。「甘いな!」と言われるのを承知の上で。
鯖江友朗
平成26年11月

著者のブログ

  •