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カテゴリ:医学・歯学・薬学・看護・福祉(11/41)

コメディカルのための論文が読めるようになる統計学教本―応用編― : 武田 知樹、及川 真人、久原聡志 | BookWay書店





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タイトル: コメディカルのための論文が読めるようになる統計学教本―応用編―

著者: 武田 知樹、及川 真人、久原聡志  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 医学・歯学・薬学・看護・福祉
ページ数: 80
サイズ: B5

特記:

電子書籍(550円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。
※紙書籍の本文は全てモノクロです。

書籍形式








 


本の要約

「科学的根拠に基づく医療」(Evidence based medicine:EBM)の重要性が声高らかに叫ばれるようになった昨今、医学研究者以外の看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったコメディカルスタッフにとっても医学論文を読む機会がますます増えてきています。
一般の医療機関に勤務する医療従事者や、専門学校などの附属の図書館を持たない教育機関に在学している学生の方でも、インターネットに接続できる環境さえあれば、「MEDLINE」をはじめとするインターネット上で公開されている膨大な医学情報にアクセスが可能です。最近ではスマートフォンなどの情報端末の発達や電子書籍化の進展などで、その傾向はますます加速しているといえます。
しかし、医療情報へのアクセス環境の容易さと反して、定期的に医学論文に目を通している方は、あまり多くないように感じています。その要因の一つは、研究論文の持つ「難解さ」にあると言えます。この「難解さ」は専門的な医学知識もさることながら、多くの医学研究において統計学的分析を行っていることが、その理由の一つになっているようです。つまり、医学論文を読む上で、統計学の知識は必要不可欠なものであるといえましょう。
臨床の医療従事者には、忙しい臨床業務の合間を見つけて、限られた時間で効率的に論文に目を通すことが求められます。論文を読んでいる中で分からない統計の内容があったとしても、統計学のテキストを本棚から引っ張り出して、必要な内容を探しあて、その都度確認しながら医学論文を読んでいくといったやり方は、とても現実的だとは思えません。
そこで、統計学の勉強方法として、実際の医学論文を読みながら、必要最小限のものを確認していくような効率的なスタイルが望まれるのだということに気づかされる訳です。
本書では、様々な医学論文を読み解く立場から、実際に医学論文の一部を抜粋しながら、必要となる統計学的知識をその都度解説していくといった、より実践的なスタイルをとっています。また、難解な専門用語は最小限のものとして、出来る限りその説明は簡潔かつ平易な表現を心掛けました。

本書が、忙しい臨床業務に従事しながら向学心を持ち、日々の診療や治療に最善を尽くそうとしているコメディカルスタッフにとって、医学論文を読み解く一助となることを願うばかりです。

著者のプロフィール

編著
武田知樹 (学校法人平松学園 大分リハビリテーション専門学校)

著者
及川真人 (長崎大学病院 リハビリテーション部)
久原聡志 (産業医科大学病院 リハビリテーション部)