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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(42/182)

サラリーマン医師の釣行記 : 倉田 彰 | BookWay書店





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タイトル: サラリーマン医師の釣行記

著者: 倉田 彰  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 56
サイズ: B6

特記:

電子書籍(880円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

書籍形式








 


本の要約

序文
この本を書くことにしたのは、全国の釣り好きなサラリーマンの方々が出張された時、家族で旅行されたとき、何かちょっと読める本があればと思ったからである。サラリーマンがそのためだけに時間をとることが中々出来ない中、出張の際、もしも少しの時間がとれたなら、ぜひこの本を読んで同じ旅を共にしてみませんか。そんな気持ちで書きましたので、楽しんで笑って下さい。
当初、学会というと、小生も同様ですが、学会場に程近い、駅近のビジネスホテルと相場はきまっていました。夜は、近くの繁華街に出て、皆で夕食をそそくさと済ませ、狭いユニットバスでシャワーを浴び、横たわるだけといったベッドで朝を迎えるといった味気のないものです。多分、出張先での宿泊は皆似たり寄ったりで、そんなものではないでしょうか。夕食後、酒も程よく回り気持ちになったところでまたビジネスホテルへ舞い戻ることのわずらわしさ、ユニットバスが性に合わないこともありますが、それでいて、決して宿泊費も安くないことからも、ここ20年近くは、宿泊先を川の近くの温泉宿と決めています。思い思い、自由気ままに、温泉に身をゆだね、しあわせな時を過ごすことが出来る温泉宿は最高である。部屋で皆一緒に食事がとれるのがいい。雑魚寝が出来、遅くまで飲み明かすことが出来るのも何よりである。地方の旅館ならではの怖い話も、よもや話にはこと欠かない。我々の仲間には、スーさんという霊感の強い守護神がいて、お払いもしてくれるので万全である。地方の旅館、ホテルの宿泊費は、決して高くなく、一万円ほどで豪華な夕食とおいしい朝食が食べられ、趣味と実益からもお勧めである。ぜひ、皆さんにもそんな旅館、ホテルに宿泊することをお勧めします。そして、出張をぜひ癒しにしてみませんか。

著者のプロフィール

倉田 彰(くらた あきら)

平成元年4月より平成2年3月までカリフォルニア大学ロサンジェルス校 (UCLA) に客員講師として留学し、 Guido Guglielmiとともに、現在世界で一般的な治療となった脳動脈瘤塞栓用プラチナコイルGDCの開発に従事(J Neurosurg 75: 1-7, 1991)しました。

当時の放射線科教授、フェルナンド・ビヌエラにイタリアのフェラーリと日本の本田が協力すれば画期的な物が生まれるだろうと、おだてられたのが始まりでした。電気離脱式プラチナコイル開発の際に使用したブタswineでの実験用脳動脈瘤モデルの作成は、論文となっていますので興味のある方に紹介します。(35. Guglielmi G, Massoud CJT, Kurata A, Lownie SP, Vinuela F, Robert J.: Experimental saccular aneurysms II. A new model in swine. Neuroradiology 36:547-550, 1996)

脳動脈瘤の治療は、開頭クリッピング術のみの時代から、このプラチナコイルを用いた塞栓術という新しい、侵襲の少ない治療法にとって代わりつつある現状ですが、開発当時はそんな事になろうとは夢にも思わなかったのが本音である。

グイドーとともにこのプラチナコイルの開発から携わり、今全世界でこのコイルを用いた治療が一般化し数多くの患者さんを助けることになったことは、我が人生悔いのないところである。あとは、幻の巨大トラウトを釣り上げることが残された課題である。