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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(117/186)

我執 最澄・空海と相見えて : 一成・アンダー木 | BookWay書店





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タイトル: 我執 最澄・空海と相見えて

著者: 一成・アンダー木  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 198ページ
サイズ: 四六判

特記: ISBN:978-4911843208

書籍形式








 


本の要約

退任を直前に控えた帝都大学の仏教学者・佐久間 閑は、最澄と空海との対談に誘われる夢を見る。どうせ、他愛無い夢だと思ったが、夢で交わした約束の日時に京都高尾寺を訪れる。門前には迎えの者が待ち、これは現実であると心を震わせる。
部屋の一室で、最澄、空海との鼎談が始まる。佐久間が最も興味を持った最澄と空海の交友関係を、遣唐使派遣、帰国後の書物の貸し借り、徳一との論争を通じ、これまで語られなかった二人の交友関係を聞き出し、新たな事実も明るみに出る。そして、終盤は、日本仏教の始祖である最澄、空海に対して日本仏教の根本を否定し激論となる。
日本人の大半が、無宗教でありながら、神や仏を祭り祈る。私たちが死を迎えると葬儀が始まる。この世と決別してあの世に送る儀式。果たしてそのような人生最後の重要儀式を、我々は日本仏教の根本も知らずに全てを任せてよいものだろうか?「お釈迦様がこう言われている・・・」と云う経典は、本当に釈迦牟尼が記したものであろうか?等々
佐久間はこの問いに、「日本仏教は釈迦の教えでない」との言質を取ることを最澄・空海に試み、千五百年続いている日本仏教の根本を否定し、再考を迫る。
敢然と黙して語らない日本仏教界に、釈迦仏教との決別を諫言し立ち向かう、日本仏教界を完全に敵に回す問題作となっている。
エンタメ性は少ないが、今まで誰もが著せなかった仏教世界を、日本仏教の始祖との対談を通じて読者に容易に垣間見せるものである。

著者のプロフィール

昭和26年大阪市生まれ、幼少期から高校卒業まで兵庫県で育つ。地方の大学(管理会計学専攻)卒業後、大阪本社のゼネコンに勤務、経理畑を経て43年間勤務。退職後、親の介護の傍ら執筆活動に入る。
本作は著者40代の頃から温めてきた題材である。
既刊著書に、「我を問うなかれ」(2020年)、「我を問ひしかば」(2021年)