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カテゴリ:産業一般・技術一般(15/60)

世界の旅行流通2024年 PhocusWire Daily ニュース集 : 牛場 春夫 | 学術研究出版





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タイトル: 世界の旅行流通2024年 PhocusWire Daily ニュース集

著者: 牛場 春夫  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 産業一般・技術一般
ページ数: 356ページ
サイズ: A5サイズ

特記: ISBN:978-4911449202

書籍形式








 


本の要約

本書『世界の旅行流通 2024年』は、米PhocusWire Dailyに掲載された約600本の主要ニュースを厳選し、週ごとの流れに編集人の解説を添えてまとめた年次レポートです。生成AIをはじめとするトラベルテックの進化を中心に、旅行業界が大きく変貌した2024年の実態を、分かりやすく整理しています。
現在、旅行業界では、タビマエの検索・予約から、タビナカの目的地での体験(エクスペリエンス)、タビアトのソーシャルな情報共有に至るまでを一貫してつなぐ、コネクテッドトリップの実現をめぐる競争が激化しています。その中核となっているのが、パーソナルな旅行体験の提供です。生成AIを活用したAIアシスタントやエージェントは、一人ひとりの嗜好や関心に合わせた最適な旅程や体験を提案するようになってきました。
この動きをリードしているのは、Booking Holdings、Expedia Group、Airbnb、Trip.com Group、そしてGoogle Travelです。彼らは生成AI、フィンテック、新しい予約・決済の仕組みを駆使して、“完璧な旅(パーフェクトトリップ)”の実現をめざしています。
こうした変化は、2000年ごろのインターネット普及による第1次旅行流通革命に続く、20年ぶりの第2次革命といえるでしょう。トラベルテックの進化は加速度的に進んでおり、世界はすでに次のステージへと動き始めています。
最新情報の継続的収集は、変化の激しい今の時代に欠かせません。世界の動きを的確に捉え、それに応じた具体的なアクションこそが、これからの旅行ビジネスには不可欠となるでしょう。
本書は、激動する旅行流通の本質を見極め、次のアクションを考えるうえで、確かな指針となるはずです。

著者のプロフィール

牛場春夫(うしば・はるお)
1945年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、日本航空に入社。旅客営業を中心に国内外の業務に携わり、アムステルダム支店、ロンドン欧州支配人室(東欧路線開設室長)、名古屋支店長、日本アジア航空監査役などを歴任。航空流通と国際営業に精通し、退職後は株式会社航空経営研究所副所長として航空業界の分析・研究に携わる。さらに、米国の旅行流通専門調査会社 Phocuswright Inc. の日本代表も務めた。
2000年には、旅行業界の構造変化を記録・発信するWebサイト「業界研究 世界の旅行産業」(https://www.e-tdb.com/)を開設。PhocusWire など欧米メディアの主要ニュースを翻訳・解説し、業界関係者や研究者に向けて信頼性の高い情報源を構築してきた。2020年以降は PhocusWire Daily を中心に、旅行流通をめぐる最新の動きや構造的な変化を継続的に伝えている。
著書に『日本のオンライン旅行市場調査』(2012年〜2018年・隔年発行、全4巻)があり、OTAの成長と日本市場の変容を分析した先駆的研究として評価されている。
ライフワークの趣味は版画制作。旅や風景を題材とする一方で、サブカルチャーに通じるようなシュールなモチーフや構成にも惹かれ、自由な発想で作品づくりを楽しんでいる。旅と芸術のあいだを往復するような表現を模索しながら、個展などで定期的に作品を発表している。