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カテゴリ:法律・社会科学・心理・教育(79/83)

美術教育学叢書4 美術教育学 私の実践技法 : 美術教育学叢書企画編集委員会 直江俊雄:責任編集  | 学術研究出版





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タイトル: 美術教育学叢書4 美術教育学 私の実践技法

著者: 美術教育学叢書企画編集委員会 直江俊雄:責任編集   書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 法律・社会科学・心理・教育
ページ数: 192ページ
サイズ: A5

特記: ISBN:978-4911008348

書籍形式








 


本の要約

本書は,美術教育研究者が自ら教育現場に立ち,学習者たちの成長を願って日々続けている教育実践の探究を綴ったものである。これまでの美術教育学叢書でも教育実践は主要な課題として様々な形で論じられてきたが,この叢書第4号『美術教育学 私の実践技法』では,美術の教育実践そのものの価値について,実践的研究者の語るストーリーの形で光を当てる。
本書は3つのセクションから構成されている。「第I部:特別寄稿」は,美術科教育学会リサーチフォーラムにおける秋田喜代美学習院大学教授の講演を,著者の承諾を得て掲載させていただくものである。
「第II部:私たちの実践技法」では,導入章「芸術的行為としての教育実践」において,「芸術を教育の基礎とするべきである」という『芸術による教育』(ハーバート・リード, 原著1943)の主張から展開した,芸術と教育の過程に共通するサイクルのモデルを提唱し,本書における教育実践例のいくつかを参照しながら論を進める。その後に配置された各章は,美術教育の研究者として,また教育実践者として実績を示している各著者による,それぞれの教育実践論である。各著者には,自身の教育実践のハイライトやそれを作り上げる過程,これまでの教育実践歴,未来に向けての展望などを含んだ内容の執筆を依頼した。
「第III部:海外美術教育者インタビュー」は,エジプトとスコットランドの2名の研究者から、それぞれの地域における独自の取り組みとともに,世界と未来の美術教育に向けた視点,そして,美術教育実践のもつ普遍的な価値などについて話題を提供する内容となっている。

著者のプロフィール

(担当章順)
秋田喜代美(あきた きよみ) 学習院大学・教授 東京大学・名誉教授
直江俊雄(なおえ としお) 筑波大学・教授
栗山誠(くりやま まこと) 関西学院大学・教授
小口あや(こぐち あや) 茨城大学・講師
藤井康子(ふじい やすこ) 大分大学・准教授
更科結希(さらしな ゆき) 弟子屈町立弟子屈中学校・教諭
片桐彩(かたぎり あや) 女子美術大学・非常勤講師
森田亮(もりた りょう) 明星大学・准教授
市川寛也(いちかわ ひろや) 群馬大学・准教授
相田隆司(あいだ たかし) 東京学芸大学・教授
内田裕子(うちだ ゆうこ) 埼玉大学・教授
山田芳明(やまだ よしあき) 鳴門教育大学・教授
三澤一実(みさわ かずみ) 武蔵野美術大学・教授
サミア・エルシェイク(Samia Elsheikh) ヘルワン大学(エジプト)・教授
グレン・クーツ(Glen Coutts) 国際美術教育学会会長,ラップランド大学(フィンランド)・元教授,アーティスト