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カテゴリ:法律・社会科学・心理・教育(55/81)

映像メディア表現の教育的意義 感性による教育の地平から : 柳沼 宏寿(編著) | 学術研究出版





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タイトル: 映像メディア表現の教育的意義 感性による教育の地平から

著者: 柳沼 宏寿(編著)  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 法律・社会科学・心理・教育
ページ数: 392
サイズ: A5

特記: ISBN:978-4911008362

書籍形式








 


本の要約

本書は、美術教育における映像メディア表現の教育的意義に関する論考・実践集である。近年、社会のグローバル化やICT化の加速とともに映像メディアの重要性は増すばかりだが、その一方で教育現場におけるカリキュラムやメディアリテラシーなどの整備は追いついていない。歴史的にも極めて重要なこの時期に、先端的な理論と実践を集約し今後の道標とすることが本書のねらいである。
映像メディア表現は、無論、領域に閉じたものではないが、美術教育からのアプローチには特別な意味がある。美術教育は、その目標に人間形成が据えられ、また、鑑賞活動によって鑑識眼を培ってきたからである。新時代の科学的側面に流されることなく、「感性」という視点も対地させながら本質に迫る議論を生み出すことが重要であろう。
本書は4部構成となっている。第1部「映像メディアの位相」では、映像メディアが様々な領域でどのような役割を担い、可能性を孕んでいるのかなどが理論的に考察されている。第2部「映画との共鳴」では、映画と教育との関係から、社会形成に関わる映像の力や映画鑑賞とメディアリテラシーの繋がりが分析されている。第3部「拡張する表現」では、映像制作や教育の場における新たな展開が紹介され、映像メディア表現の多様性と可能性が開示されている。第4部「創造の現場」では、映像メディアが子どもの創造性を引き出していることや、学校文化を発信するために活用されている様相が活写されている。
海外からの3編を含めた全23編には、映像メディア表現を通した美術教育のアイデアやヒントが満載である。本書を契機として新たな実践や研究に広がっていくことを期待したい。

著者のプロフィール

執筆者プロフィール(掲載順)
佐原 理 徳島大学大学院社会産業理工学研究部 教授
赤木 恭子 熊本大学大学院 准教授
渡邊 晃一 福島大学 教授
山木 朝彦 鳴門教育大学 名誉教授
柳沼 宏寿 新潟大学教育学部 教授
ジャダ・カードリー 美術教育学の国際的研究者(エジプト)
宮脇 理 Independent Scholar/元・筑波大学教授
長谷 海平 関西大学総合情報学部 准教授
佐藤 昌彦 北海道教育大学 名誉教授。福島学院大学教授
上野 行一 元高知大学大学院教授。美術による学び研究会代表
岩佐 まゆみ 大分県立高等学校 指導教諭
三木 盛顕 兵庫県立美術館主任指導主事兼課長
松永 登代子 福岡県飯塚市立中学校 教諭
井上 昌樹 育英短期大学 講師
茂木 一司 跡見学園女子大学文学部 教授。群馬大学 名誉教授
高橋 延昌 会津大学短期大学部 教授
池側 隆之 関西学院大学総合政策学部 教授
マリア・レツィオウ テッサリア大学幼児教育学部 助教(ギリシャ)
レティシア・バルツィ ファーガーハウグ・インターナショナル・スクール・ショルダル教員(ノルウェー)
春野 修二 クラフト&コンテンポラリーアーツセンター(準備室)ディレクター
笠原 広一 東京学芸大学 准教授
竹内 とも子 新宿区立柏木小学校 教諭
鈴木 紗代 前橋市立木瀬中学校 教諭
甲田 小知代 新潟市立新津第二中学校 教諭
神戸 由美子 北海道札幌国際情報高等学校 教諭
鈴木 雅之 宮城県大河原町立金ケ瀬中学校 教頭
中原 勝 福島県立福島高等学校 教諭
片桐 彩 女子美術大学美術教育研究室 非常勤講師