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カテゴリ:芸術・芸能・語学(11/62)

まちと・アートと・場づくりと こくぶんじアートラボ・プロジェクトの実践から : 笠原広一(編著)、小室明久(編著)、竹美咲(編著)、中村美亜、山下智也、藤原久美子、花澤洋太、野呂田理恵子、末永幸歩、奥田大介、南部良太 | 学術研究出版





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タイトル: まちと・アートと・場づくりと こくぶんじアートラボ・プロジェクトの実践から

著者: 笠原広一(編著)、小室明久(編著)、竹美咲(編著)、中村美亜、山下智也、藤原久美子、花澤洋太、野呂田理恵子、末永幸歩、奥田大介、南部良太  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 芸術・芸能・語学
ページ数: 304
サイズ: A5

書籍形式








 


本の要約

新型コロナウイルスの感染拡大によって,アートや地域の文化芸術活動がストップし,まちからアートが消えたことは記憶に新しい。しかし,人数制限やオンラインイベントなど様々な工夫や対策を凝らし,新しい形で生活の中にアートを取り戻そうとする動きが生まれ,次第に私たちとアートの新しい日常が形づくられていった。では,この間まちではどのような取り組みが行われたのか。

本書は,新型コロナウイルスの感染拡大が始まった中で,大学やまちに居場所を失った大学生や,地域でアート・ワークショップに取り組んできた人々と共に取り組んだ,「こくぶんじアートラボ・プロジェクト」の活動を紹介する。学生たちを中心に数々のワークショップが企画され,アートプロジェクト,社会包摂,アート思考,居場所やまちづくり,震災からの復興支援に携わる方々をゲストに対面&オンライン・フォーラムを開催し,様々な学びと出会いから新たなコラボレーションも生まれた。

生活の場であるまちで繰り広げられるアートの活動記録や講演録を通して,ウィズ・アフターコロナ時代の,まちと,アートと,場づくりのこれからを考えるための一冊。


【目次】
まえがき
第1部 いまなぜ、まちと・アートと・場づくり、なのか
いまなぜ、まちと・アートと・場づくり、なのか―コロナ禍の中でアートを基盤にした共創的な居場所づくりを考える(笠原広一)
アートと社会とコミュニティの現現代(中村美亜)
商店街と子どもの居場所―福岡・きんしゃいきゃんぱすの取り組みから(山下智也)
アートによる復興とコミュニティ支援―事例で振り返る震災後10年のこれまでとこれから(藤原久美子・花澤洋太)
アートによる健康な居場所化―どこでもできる小さな公共圏(野呂田理恵子)
「自分だけの答え」が見つかる13歳からのアート思考―アートと私たちのこれからを考える(末永幸歩)
暮らすまちで、はたらく。(奥田大介・南部良太)
第2部 こくぶんじでの取り組み・ワークショップ
ワークショップについて(小室明久)
〈年間のワークショップ〉
思い出の手触り、たわいもない話の中に(竹 美咲)
アートで自分の・相手のある一面にふれる(石川ひかり)
街に踏み出し、交流する接点をアートでつくる(笠原広一)
音を生みだし、音楽を奏でよう。(小金澤萌花・名嘉眞静香)
絵を繋げて物語をつくる(長尾桃寧)
自分以外のアイディアを取り入れて豊かな世界を構成する(加山総子)
フレームをのぞくと見える、街の新たな魅力(清永桃花)
「音」への気づきと日常とのつながり(小金澤萌花・名嘉眞静香)
インクルーシブ・アートプログラムの実践―「拡大パズル」から生まれたもの(野呂田理恵子・池田成海・王晏婷(補助)
手のなかで生まれ、たちあがる形(細野泰久)
子どもの想像力を引き出す、コラージュアート(今村稀美)
一人ひとりの大切なきもちを形に(下地華菜恵)
夏の夜をもっと楽しく! 和紙で作るランプシェード(筋野友佳理)
ブローチづくりワークショップを通じての考察(芹澤美咲)
今いる場所でアートを楽しむ(真中和恵)
語り合うことでイメージ生成する(和久井智洋)
言葉とアート・イメージをかたちに(小島菜緒子)
夜のまちをアートで自分たちの場所にしていく(笠原広一)
色や模様から生まれるかたち(栗山由加)
インプロ (即興演劇)で遊ぼう!(郡司厚太・七五三木貴宏・高橋涼)
親子で作り、親子で紡ぐ(和久井智洋・宮恒平・小室明久)
人と、素材と、対話しながら生まれるアートのかたち(松本怜大)
不思議を楽しむ(福田真子)
心が弾んで、繋がるアート(志村 愛)
紙テープアートを通じて街と人と関わりあうということ(城 穂歌・竹井うらら)
こくぶんじアートラボでの展開(小室明久)
アートサポーターとの関わりから(竹 美咲)
第3部 アートで,つながる,ひろがる
畑で絵を描くプロジェクト―居場所フォーラムでの交流から(清永桃花・小室明久)
Gap国分寺マルイ店とのワークショップ(笠原広一・飛田更紗・菊地一葉・城 穂歌)
ぶんさんウォークでの展示(竹美咲・芹澤美咲・亀井つき葉・河端望夢)
セレオ国分寺オープンスタジオ―アート・絵本・ワークショップ(笠原広一・寺島知春・栗山由加・加山総子・中村ころもち・石川ひかり・詫摩愛華・岡本彩江・清永桃花・芹澤美咲・亀井つき葉)
学生の参加によってつながりが拡がったこくぶんじアートラボ(小室明久)
第4部 ウィズ・アフターコロナ時代のアートを基盤にした共創的な居場所づくりの可能性
まちと、アートと、場づくりと―まちとアートと学生とのコラボレーションの可能性(木村由佳・酒寄桃代・角田敦子・奥田大介・小室明久・竹美咲・笠原広一)
ウィズ・アフターコロナ時代のアートを基盤にした共創的な居場所づくり―不透明な時代を生きる私たちを支える「まちと・アートと・場づくりと」(笠原広一)
資料・フライヤー
あとがき(謝辞)
著者等紹介

著者のプロフィール

笠原広一(かさはら・こういち)(編者)
東京学芸大学准教授。A/r/tographyやArts-based Research(ABR)の実践研究に取り組む。『子どものワークショップと体験理解』(九州大学出版会)、『アートグラフィー—芸術家/研究者/教育者として生きる探求の技法』(Bookway)など。

小室明久(こむろ・あきひさ)(編者)
中部学院大学短期大学部幼児教育学科助教。東京都公立小学校図画工作専科教員を経て現職。幼児の造形活動や図画工作科の実践研究に取り組んでいる。

竹美咲(たけ・みさき)(編者)
東京学芸大学個人研究員。関係発達の視点から特別支援教育での美術を介した関わりの可能性や関係の変容についてエピソードの記述により研究している。

中村美亜(なかむら・みあ)
九州大学大学院芸術工学研究院准教授。専門は芸術社会学。訳書に『芸術文化の価値とは何か』(水曜社)、共編著に『文化事業の評価ハンドブック』(水曜社)、単著に『音楽をひらく』(水声社)、『クィア・セクソロジー』(インパクト出版会)など。

山下智也(やました・ともなり)
北九州市立大学大学院社会システム研究科地域コミュニティ専攻/文学部人間関係学科准教授。専門は環境心理学・教育心理学。子どもの遊び場「きんしゃいきゃんぱす」を立ち上げ、子どもの環境(遊び場・居場所)について実践と研究に取り組んでいる。

藤原久美子(ふじわら・くみこ)
NPO法人東北の造形作家を支援する会(SOAT)理事長。画家。東日本大震災以降は芸術家の支援活動に加え、アート・ワークショップによるコミュニティづくりや心の復興支援活動に取り組んでいる。

花澤洋太(はなざわ・ようた)
東京学芸大学教職大学院教授。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻単位取得満期退学。大学院在学中から院内学級、こども園などで造形活動、ワークショップを行っている。

野呂田理恵子(のろた・りえこ)
女子美術大学アート・デザイン表現学科ヒーリング表現領域准教授。博士(美術)。社会包摂のためのアート・ワークショップが専門。小児病棟入院児・重度障がい者など多様な人たちとのアート活動を通して、医療・福祉とアートの関係を研究。アートミーツケア学会理事、NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事。

末永幸歩(すえなが・ゆきほ)
美術教師/アーティスト。アートを通して「ものの見方を広げる」ユニークな授業を展開。中学校、高等学校での美術教師としての経験を活かし、全国の教育機関での出張授業や大人に向けたアート思考のセミナーを行う。著書に17万部突破のベストセラー『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)がある。

奥田大介(おくだ・だいすけ)
高校在学中に板橋から国分寺にアルバイトで通い始める。市内新聞販売店に13年勤務。ぶらぶらマップ、アサココ、ぶんぶんウォーク、おたカフェ、こくベジプロジェクト等の立ち上げに関わる。カウンセリングと並行し、こくベジ配送担当として街を走り回る。

南部良太(なんぶ・りょうた)
農業デザイナー。国分寺市とともに「こくベジ」を立ち上げ、デザイン・企画・配達を担当。「東京農村」のディレクション・デザインを担当。一般社団法人M.U.R.A.代表理事。NPO法人めぐるまち国分寺理事。

他,執筆者多数。