電子ブック|詳細画面
カテゴリ:研究・ノンフィクション(20/55)

ナラティブ研究の実践と応用 現代社会への理解と貢献に向けて : 那須 雅子,坂本 南美,寺西雅之,和田 あずさ,飯塚 晃三,秋山 容洋,長谷川 裕,久世 恭子,大西 好宣.剱持 淑,保坂 裕子,小比賀 美香子 | 学術研究出版





電子ブック|詳細画面

タイトル: ナラティブ研究の実践と応用 現代社会への理解と貢献に向けて

著者: 那須 雅子,坂本 南美,寺西雅之,和田 あずさ,飯塚 晃三,秋山 容洋,長谷川 裕,久世 恭子,大西 好宣.剱持 淑,保坂 裕子,小比賀 美香子  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 研究・ノンフィクション
ページ数: 174
サイズ: A5

書籍形式








 


本の要約

『ナラティブ研究の実践と応用』は、「語り」すなわち「ナラティブ」の分析を通じて、社会が抱える問題の理解や解決を目指すナラティブ・アプローチの成果を一冊にまとめたものです。ナラティブ研究では、語られた人生の出来事や経験を読み解き、問題解決のために活用します。一人一人の語りを精緻に読み、解釈する手法は、質的研究の一つとして定着していますが、近年では言語コーパスの充実により、「質」と「量」の融合研究も注目を集めています。ナラティブ研究の理論と手法が日々アップデートされる中、研究領域は広がり、特に教育、医療、心理学等の分野で成果を上げています。本書は、このようなナラティブ研究の知見を、各分野の実践例とともに紹介しています。
Part 機峩技奸ALTのナラティブ」には、言語教師として成長するALTおよび英語音声指導に奮闘する小学校教師の語り分析と、「教師のナラティブ」に関するコラムを収めています。Part 供岾姐餮豎惱者・グローバル人材のナラティブ」には、「英語学習」、「グローバル人材育成」、「留学」、「欧米とアジア」といった現代的テーマに関する論考とコラムを掲載しています。Part 掘崋匆颪鯑匹濂鬚ナラティブ」では、文学作品、ノンフィクション、高齢者のライフレビュー、そして大学生の語る「葛藤ナラティブ」の分析に加え、医療現場および現代社会における語りをテーマとするコラムが掲載されています。
本書には、教育、グローバリズム、文学、医療、人間関係等多岐にわたるテーマにおいて、ナラティブ研究の汎用性と専門の垣根を超えて学ぶ学際研究の成果が示されています。ナラティブ研究の導入・発展に加えて、外国語教育、留学指導、グローバル人材育成に関わる教師・研究者、そして文学、心理学、医療、社会学分野の研究者にとっても重要な示唆を得られる一冊となっています。

著者のプロフィール

□編著者□

那須 雅子(第3章)
岡山大学全学教育学生支援機構 准教授
主要業績:“The Role of Literature in Foreign Language Learning” (Literature and Language Learning in the EFL Classroom, Palgrave Macmillan, 2015)、From Individual to Collective: Virginia Woolf’s Developing Concept of Consciousness (Peter Lang, 2017)、The Intersection of Arts, Humanities, and Science: Fifteen Selected Passages for University Students(成美堂, 2020(共著))

坂本 南美(第1章)
岡山理科大学教育学部 准教授
主要業績:「英語教師として他教科教師と連携する楽しさ」『英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り―』(ひつじ書房, 2014)、「中学校の指導と評価」『「学ぶ・教える・考える」ための実践的英語科教育法』(大修館書店, 2018)、Teacher Awareness as Professional Development: Assistant Language Teachers in a Cross-Cultural Context (Palgrave Macmillan, 2022)

寺西 雅之(第5章)
兵庫県立大学環境人間学部 教授
主要業績:Polyphony in Fiction: A Stylistic Analysis of Middlemarch, Nostromo, and Herzog (Peter Lang, 2008)、Literature and Language Learning in the EFL Classroom (Palgrave Macmillan, 2015, (共編著))、 “The Impact of L1 on L2: A Qualitative Stylistic Analysis of EFL Learners’ Writings” (Pedagogical Stylistics in the 21st Century, Palgrave Macmillan, 2022(共著))

□著者□

和田あずさ(第2章)
宮城教育大学教育学部 講師
主要業績:「知識構成型ジグソー法を用いた英詩解釈授業の提案―多層的な英語表現理解を目指す協同学習として―」『英語へのまなざし:斎藤英学塾10周年記念論集』(ひつじ書房, 2016(共著))、「小学校英語教育における音声指導の課題と展望」『教科教育学研究の可能性を求めて』(風間書房, 2017)、小学校段階における英語音声指導―「歌とチャンツ」に焦点を当てて」『英語音声教育実践と音声学・音韻論(兵庫教育大学教育実践学叢書4)』(ジアース教育新社, 2018)

飯塚 晃三(コラム1)
姫路市教育委員会外国語教育アドバイザー
主要経歴:姫路市教育委員会指導主事、姫路市総合教育センター所長、姫路市立中学校長を歴任、兵庫合気会姫路道場長

秋山 容洋(コラム2)
姫路市立四郷学院後期課程教諭
主要経歴:兵庫県英語教育推進リーダー、姫路市中学校教育研究会英語幹事長、兵庫県優秀教員(2021年)

長谷川 裕(コラム3)
カーティン大学人文学部教育学科 Senior Lecturer
主要業績:“The Critical Role of Universities in Impacting upon English Education in Japan” (PEOPLE: International Journal of Social Sciences, 3 (1), 2017)、“The Effectiveness of Online Instruction with Regards to Acquiring Script Writing When Learning Japanese as a Second Language” (Digital Communication, Linguistic Diversity and Education, Peter Lang, 2020)、“First-Year Japanese Learners’ Perceptions of Computerised vs. Face-to-Face Oral Testing: Challenges and Implications” (共著)(New Technological Applications for Foreign and Second Language Learning and Teaching, IGI Global, 2020)

久世 恭子(第4章)
東洋大学経営学部 准教授
主要業績:“Using Short Stories in University Composition Classrooms” (Literature and Language Learning in the EFL Classroom, Palgrave Macmillan, 2015)、「精読の授業における文学的テクストの特徴:A Room of One’s Ownに対する学習者の関心と反応」『英語へのまなざし:斎藤英学塾10周年記念論集』(ひつじ書房, 2016)、『文学教材を用いた英語授業の事例研究』(ひつじ書房, 2019)

大西 好宣(コラム4、コラム7)
千葉大学国際未来教育基幹 教授
主要業績:The Impact of Open University Graduates in Thailand on Its Economy(LAP Lambert Academic Publishing, 2012)、『海外留学支援論 グローバル人材育成のために』(東信堂, 2020)、元国連職員

剱持 淑(コラム5)
岡山大学全学教育学生支援機構 教授
主要業績:Moral Dilemmas of the Middle Classes in E. M. Forster’s Novels(英潮社, 2003)

保坂 裕子(第6章)
兵庫県立大学環境人間学部 准教授
主要業績:「ナラティヴ研究の可能性を探るための一考察:〈Who-are-you?〉への応えとしての〈わたし〉の物語り」『兵庫県立大学環境人間学部研究報告』(2014)、「『意味』交渉のプロセスと協働創出へ向けて:ナラティヴ研究の視点から」『質的心理学フォーラム』11(2019)、「ともだちってどんな存在?」『多様な人生のかたちに迫る発達心理学』(ナカニシヤ出版, 2020, (共編著)).

小比賀美香子(コラム6)
岡山大学学術研究院医歯薬学域 講師
主要業績:「文学は医療に貢献できるか:物語・文体・認知の視点から」JAILA Journal 5, 2019(共著)、「文学・芸術・哲学と医学教育」 『N:ナラティヴとケア12』(2021)