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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(88/167)

天翔ける水軍 : 星野 盛久 | BookWay書店





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タイトル: 天翔ける水軍

著者: 星野 盛久  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 334
サイズ: 128×188

特記:

電子書籍(1,100円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

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本の要約

著者が長年研究してきた邪馬台国の歴史を踏まえて、同時代に起きたと思われる古事記、日本書紀に描かれた「出雲の国譲り」神話が、邪馬台国とどうかかわりあうのかを小説の形で再現した。特に出雲が戦争の結果征服されたのでなく、「譲る」という形で明け渡されたのはどういういきさつだったかを中心に描いた。
水軍の統領フツヌシは韓半島南部にあったカヤでナズナという少女を助けた。ただの小さい奴婢にしか見えなかったナズナは、実は人並み外れたすばしこさで相手の首を切り裂く技の持ち主であった。その技を認めたフツヌシはナズナを部下の兵士の一人に採用する。その後、ナズナは隊長のタカネと恋に落ちる。
しかし、フツヌシが仕えていたイタ国と敵対するカナサキ国の間に戦争が勃発。そののち、それぞれの同盟国を巻き込んで、北部九州全土を巻き込む戦乱となる。魏志倭人伝に「倭国乱」と記された内乱である。フツヌシたちはカナサキ国へ攻め込むため出発したが、その途中、タカネは戦闘でナズナを助けようとして自らの命を落としてしまう。恋人タカネを失ったナズナは、その仇を打つために鬼神のごとき戦士に成長する。
果てしなく続く無意味な戦さに嫌気がさしたフツヌシは、ある日偶然捕らえたタマモという女を手籠めにしようとするが、タマモはヤマダ国(邪馬台国)のヒミコの妹だった。フツヌシはタマモに説き伏せられ、ヤマダ国に行く決心をする。ヤマダ国でヒミコに会い、その奥深い魅力にひかれたフツヌシはヤマダ国を守る軍団の将軍となる。
フツヌシたちの活躍で平和が訪れたかに見えたヤマダ国だったが、ある日突然、帯方郡の使い梯儁が二千人の軍団を率いてやってくる。梯儁の恫喝ともいえる命令で倭国乱は終結し、ヒミコは「親魏倭王」になったが…

著者のプロフィール

1948年、栃木県生まれ。一橋大学社会学部卒業。大手自動車会社で長年海外のディストリビューターおよび国内ディーラーの経営指導に当たる。その後、国内ディーラーの社長を務めるかたわら、邪馬台国の研究を継続。邪馬台国についての果てしない議論に決着がつかないのは、根拠のない持論を強弁する研究が多いことにあるとし、アテスタビリティ―(検証可能性)を重視する立場をとっている。
従来の魏志倭人伝の解釈のみに偏った方法ではなく、考古学、人類学をはじめ、気候学、統計学、海洋科学、地理学、天文学など、諸科学の成果を踏まえた合理的、客観的アプローチで邪馬台国の謎の解明に挑んでいる。
現在、大分県で活動する「歴史と自然を学ぶ会」の常任講師を勤め、古代史をテーマに講座を持っている。また「全国邪馬台国連絡協議会」会員として論文を発表。古代の宇佐神宮を舞台にした小説も発表している。著書に論文『難民がつくった国「倭国」』、小説『黄金の百済』などがある。