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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(136/180)

植物ふれあい図鑑 花を友とする喜び : 山口 政行 | 学術研究出版





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タイトル: 植物ふれあい図鑑 花を友とする喜び

著者: 山口 政行  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 242
サイズ: 127×188

書籍形式



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本の要約

「そよ風に吹かれて」2010年東洋出版、「ふれあい交差点」2014年三帆舎 に続く3冊目のエッセイ集。
兵庫県川西市内や大阪府池田市内、郷里・兵庫県多可町内などで出会った四季折々の花と花がご縁となり出会った人々や家族との温かいふれあい。日常の何気ない出来事を著者の目線で切り取った珠玉のエッセイ集。著者が撮りためた花の写真も美しく心にしみ込んでくる。

はじめにから
情報化時代の何かと多用な現代社会では、ストレスも多く、うつ病予備軍が何かのきっかけで発症する危険を多くはらんでいる。休みの日には外に出て仕事を忘れ、自然の中で気分転換を図り、家族団欒の中で心身のリフレッシュすることが大切だと思う。かつてにぎわった商店街もシャッター通りと化し、マッサージ店がいくつも並んでいる。アロマテラピーが人気となり香をたく人も多い。心身共に悩む人は多いようだ。
私は35年ほど前、思いもよらない小腸穿孔で緊急手術を受けた。難病のクローン病だとわかり、食事制限や手術による癒着で今までの生活と比べると不自由な生活を強いられてきた。さらに、仕事がらみで心的病(やまい)から仕事ができなくなった数年の暗闇の期間もあったが、現在は心身共に健康で好奇心旺盛の毎日を過ごしている。家族の献身的な支えや長年の付き合いのあった友からのご支援と心遣い、さらに自然と身近に接し、いろんな植物や花を通して知り合った花友達との語らい、ペンフレンドとの交流などのお陰で今があるように思う。痛みを経験すると、人さまから受ける小さな親切にも感謝の気持ちがふつふつと湧いてくる。人の痛みを自分のことのように感じられるようになった。
仕事以外に趣味を持ち、共通の趣味を持つ友との語らいや手紙などでお互いの心情を吐露できる幸せを感じている。スマホが情報交換の主流となった現在、顔を突き合わせ目と目で直接会話することや、手紙などのふれあいの素晴らしさをエッセイを通して多くの皆さんに知っていただければと思う。

著者のプロフィール

1950年兵庫県に生まれる。兵庫県立西脇高校を卒業後、三重大学農学部農芸化学コース卒業。乳業会社に30年間勤務。その間、多くの食品(アイスクリームからチーズ、乳飲料、LL製品、乳酸菌飲料、お茶等)の製造現場を経験し、HACCP、TPM事務局を担当。その後品質管理の仕事に従事。病気により退職後、2007年1月より仕事に復帰、惣菜製造会社の品質管理室に勤務。ISOの推進委員。品質管理業務で製品検査、従業員への衛生指導とともにクレーム報告書作成。クレーム報告書を起案することから文章教室に月2回2時間を3年間通った。2012年夏よりマンション管理人の仕事に従事、現在もマンション管理人をしている。2007年10月より執筆活動と写真撮影に勤しんでいる。著書には「そよ風に吹かれて」東洋出版2010年3月刊、「ふれあい交差点」三帆舎2014年4月刊、「はーいこちら品質管理室」山口企画出版2018年7月刊。