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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(94/205)

二重奏 −いつか行く道− Life of love: Realize thinking : 西川 正孝 | BookWay書店





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タイトル: 二重奏 −いつか行く道− Life of love: Realize thinking

著者: 西川 正孝  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 390
サイズ: 128×188

電子書籍 対応機器: pcipadiphoneandroid
形式: ActiBook
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本の要約

スキー場の山荘はオイルショックのため未完成で、内外装はおろか床は土のまま木くずが散乱している。そんな中で男女は出会い、二人は楽しみを見つけ、正月休みを過ごす。男は大阪、女は名古屋。付き合ううち恋人の親が経営する会社や家が窮地に陥り、男は全てを捨て名古屋に駆けつける。命を賭け、恋人のため会社の再生に尽くす。会社再生後、恋人の兄に会社を託して一人会社を去り自分の道へ進んでいくが、無理を重ねた男は病に倒れ、人生は思わぬ展開へ…。

〔本文より〕
姫が勘助を困らせることをしても、無理を言っても、温かく見守って、報われるあてのない愛をますます募らせてゆく…。
「女性の美しさは、時には男の魂を変えてしまう悩力を持っているんやな…爐里Ν瓩惑困猜の…勘助のあのような愛し方も何だか切なく…ロマンが溢れていて…由布姫の美しさとともに印象に残っているのです。ま、これらの内容は、僕の欲求的想像も手伝って、作品よりドラマチックに記憶している感も強いですが…」
「でも、あなたも由布姫さまに恋しているみたい…私、何だか嫉妬している気分」
(中略)
「写真を撮る人は今のうちに撮っておいて下さい。明日は早立ちします。槍や穂高も朝は日陰になってシルエットだけになりますから…それから、山の名称は左から、西鎌尾根、槍ヶ岳、中岳、南岳、大キレット、北穂高岳、唐沢岳、奧穂高岳、西穂高岳…」
指を差しながら美紀は細かく説明してから、付け加えた。
「ここからは見えませんが、槍ヶ岳の北側には急峻な北鎌尾根、東側には東鎌尾根が有ります…上高地は西穂高岳の山向こうの丁度この方向です」
この時、太陽はほぼ南南西にあって、突き上がった槍の穂先や連山の稜線から続いている数々の尾根、谷、沢のヒダは、色々な陰影を作り、見事な立体感を醸し出しながら急峻な深い谷へ落ち込んでいる。しかし穂高連峰と鏡平の間には標高約二四四〇 メートルの奧丸山や中崎尾根があるので谷底までは見えない。
幸いにも空は青く、稜線との対比も美しい。この連山の稜線や山肌は、大小の岩がむき出しで、大きな起伏が多い。丸みの少ない鋭い岩肌は北アルプスの特徴で、険しい雄姿を誇示し、とりわけ大キレットや北穂高岳はより急峻に見える。ともかく雄大である。
(中略)
「案内した僕が言うのも可笑しいけれど、登山経験が少ない人でも、こんな素晴らしい光景が見られて、北アルプスの真っ直中にいる気分が味わえる所も、そう多くはないのではないかと思う」
「良かったね…無理矢理付いてきて」
皆を見回して良子が言った。
夕刻、太陽は西に近づき、槍から西穂高岳まで、山腹のヒダの陰影は少なくなり、赤っ ぽく様相が変わって、不思議な光景を醸し出し始めた。
(中略)
今回は会社に入って、財務も含んだ経営全般を再構築しなければならない。あの時より遙かに困難である。成功するには自分の考えの元、社員全員が同じ方向に動いてくれなければならない。丁度、作曲しながら、そして演奏もしながら、オーケストラを指揮するするようなもので、よく考えて行動しなければ、不協和音どころか、まとまりがつかなくなる。
幸い社長から全てを任された。問題は新参者の自分を受け入れてくれるかどうかである。自分もそうであるように、能力が低く、ましてや、重しにさえなる指揮官の下では、充分力を発揮出来ない者もいるに違いない。組織の興亡は上に立つ者次第で、間違えば衰退は速い。リーダーの重要性を強く感じている。
更に事は急を要し、まず資金が要る。銀行からの融資…大きな関門が待っている。こんな中、この危機や難問にも、美紀の心は奮い立っていた。
美紀には分を過ぎた欲は無い。彼女がいればそれでよい。愛する彼女のためになら、全てを捧げることができる。その絶好の舞台が与えられたのだ。そう思うと幸せな思いが潮のように満ちてきて、彼の持つロマンの心に激烈な火を付けたのである。
(中略)
「それに、当社のように小規模で、人材は育っていないが、研究開発型の会社を目指すには、天才的人材が必要で、彼がその一人かと思います。会社の根幹については天才が突っ走って、他の者は必死に付いて行けば良い。そうすれば他の者のレベルも上がる。そして皆が工夫して天才を補完する。そうすることによって、皆が潤えると考えています。そのためにも彼を早く磨かなければならないのです」

著者のプロフィール

1946年三重県生まれ。大阪府在住。
1965年、大手の電気製品製作会社入社、1973年退職。
その後、数社の中小企業勤務、設計事務所、技術コンサルタント、専門校講師等、機械関係のエンジニアとして働いた。

〔この著者の作品〕
「約束の詩・治まらぬ鼓動(決して忘れられない愛)」
「二重奏(愛の生活)・いつか行く道(思っていることを実現する)」
「恋のおばんざい(小料理店での愛の物語)・天下 国家への手紙」
「国家の存続・ 人生方程式」
「国家再生塾(国家再生思考学校)」
「地磁気発生と磁極逆転の私案」


Born in Mie Prefecture in 1946. Living in Osaka prefecture.
1965 entry a major electric product manufacturing company and resigned in 1973.
After that, worked for several small and medium enterprises, design office, technical consultant, speciality school lecturer etc,worked as mechanical engineering engineer.

〔In this writer's works〕
"promised poetry - Never forgettable love"
"Life of love - realize thinking"
"The story of love in small dishes cafe - Letter to the nation-state"
"Survival of the state : Life equation"
"The rebirth thinking school of a nation"
"My idea of geomagnetic generation and magnetic pole inversion"