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恋のおばんざい −天下国家への手紙− The story of love in small dishes cafe: Letter to the nation-state : 西川 正孝 | BookWay書店





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タイトル: 恋のおばんざい −天下国家への手紙− The story of love in small dishes cafe: Letter to the nation-state

著者: 西川 正孝  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 142
サイズ: 128×188

特記:

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本の要約

本書は『国家の存続 人生方程式』の姉妹作である。

〔本文より〕
「何年か前、私の田舎に橋だらけ、道だらけ、という具合に立派な橋や道を作りまくって。各家の前まで。そして、たまにしか利用しない山道まで舗装をした。更には、米の減反を進める中、農地の改良までして、立派なインフラを整え、あげくの果て、過疎化や耕作放棄地となるのですが、これを日本中に作って大きな借金の一つにもなっています。このようなことは予想できたはずなのに、政治家は票獲得のため、行政担当者は怠慢と言うしかありません。馬鹿を通り越しています。地方の住民は自分たちが税をあまり納めていないのに、便利さを自治体へ要求する。今でも言えることですが、国中そのような考えの人が多い。自ら行動するのでなく、してもらえる、してほしいと思っている。何か改造するとなると、総論賛成でも、自分に関係した不利益なことになると反対になる」
(中略)
校門を入ると和子は幸成の腕に抱きつくようにして歩きだした。
「少し離れてよ。あなたは綺麗だし、私にくっついていたら、それに、この派手なペアのリュックのアップリケは目に付きすぎる」
「うちはかまわないえ」
「私は学校を首になるよ」
「丁度良いんじゃない。うちのお養子はんになれば」
「しかし、性急な話だね」
「うちも、お父はんも幸成はんを気に入っているし」
「でも、すぐには決められないよ」
「うちのこと嫌い?」
「好きだよ」
「うち、デパートでお会いした時、一目惚れしたんえ」
「和子さんにはかなわないな。あなたにかかったら私もたじたじだな」
「そうよ。もう覚悟しなさい」
「養子になっても、これじゃお尻に敷かれっぱなしになるね」
「座り心地の良い座布団になっておくれやす」
「ああ、熱が出てきた」
「ふふふふ、ああ可笑しい」
和子は楽しくてたまらないのである。

著者のプロフィール

昭和21年(1946年)三重県生まれ。
昭和40年、大手の電機製品製作会社入社、昭和48年退職。
その後、数社の中小企業勤務、設計事務所、技術コンサルタント、専門校講師等、一貫して機械関係のエンジニアとして活躍。
著書に『約束の詩 ―治まらぬ鼓動―』『二重奏 ―いつか行く道―』『恋のおばんざい ―天下国家への手紙―』『国家の存続 ―天下国家への手紙―』『国家再生塾』『地磁気発生と磁極逆転の私案』がある。