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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(175/181)

謎解きのスケッチ : 松本 真一 | BookWay書店





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タイトル: 謎解きのスケッチ

著者: 松本 真一  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 344
サイズ: 128×188

特記:

電子書籍(1,144円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

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本の要約

 『謎解きのスケッチ』(原題 Deed Without a Name)は、英国の女流作家ドロシー・ボワーズ(Dorothy Bowers)が残したわずか5作の長編のうちの1編です。鳥のスケッチが真犯人を暗示する、いわゆるダイイング・メッセージ物になっています。読み進んでいくと、多くの人物が登場し、さまざまな出来事が挿入されてきます。そのため、ややもすると本筋がわかりにくいという印象を持たれるかもしれません。しかし、読者の気を上手にそらしながらも、それでいて、論理的に理にかなった思考を進める。これこそまさにドロシー・ボワーズの真骨頂なのです。
 次代のミステリー作家として期待されながら、46歳という若さで死去してしまった彼女の面目躍如たる本書を楽しんでいただけたら幸いです。

著者のプロフィール

松本 真一(まつもと・しんいち)
1957年生まれ。上智大学文学部卒業。英米文学翻訳家。
訳書にジョン・ブラックバーン『壊れた偶像』、ドロシー・ボワーズ『命取りの追伸』、ハーマン・ランドン『怪奇な屋敷』、ドロシー・B・ヒューズ『青い玉の秘密』、ミニオン・G・エバハート『嵐の館』(いずれも論創海外ミステリ)、デラノ・エームズ『死を招く女』(ぶんしん出版)、ドロシー・ボワーズ、『謎解きのスケッチ』(風詠社)
など。

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 同窓会で集まった同窓生の一人が他の二人の級友に、「自分は殺されそうになった。命を狙われている」と打ち明けますが、級友たちは茶化してばかりで相手にしません。
 しかし、数日後、その青年は死体で発見されます。彼は生前、執拗に同じ種類の鳥のスケッチを描いていました。青年はなぜ殺されたのか? そして、青年はなんのために同じ種類の鳥のスケッチを描き続けたのか? 
 鳥のスケッチの謎が解けたとき、真犯人の正体が明らかに! 巧妙な謎解きと、熟練した人物描写で定評があり、同時代の多くの評論家から、ドロシー・L・セイヤーズの後継者と称賛された作者の本格ミステリーをお楽しみください。

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