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カテゴリ:個人史・評伝・一族史(11/13)

道なりの人生 : 沼田 英治 | BookWay書店





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タイトル: 道なりの人生

著者: 沼田 英治  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 個人史・評伝・一族史
ページ数: 96ページ
サイズ: 四六判

特記: ISBN:978-4911449608

書籍形式








 


本の要約

わたしは少年時代に学者を志し、実際に生物学者になりました。他人から見れば、内なる情熱にしたがって自然に進路を選び、そのまま夢を実現したように映るかもしれません。しかし自分自身では、ただまっすぐに希望を追い続けてきたわけではないと感じています。その背景にはわが家の歴史があります。二色覚のため、志していた医科大学への進学を断念せざるを得なかった父方の祖父、祖父の期待を受けて医科大学を目指しながら若くして亡くなった伯父、その夭折を受け、本来は機械工学の研究者になりたかったにもかかわらず、その夢をあきらめて医師となった父の人生があります。一方、母方の祖父は経済的理由から高等教育を受けることができず、その反動として、娘たちに可能な限りの高等教育を受けさせました。母や両方の祖母も含め、こうした人々の思いが、わたしの進路に大きな影響を与えたこともまた真実です。また、わたし自身は戦後の生まれですが、祖父母や両親の人生には太平洋戦争が大きな影を落としています。本書は、わたしが学者を志すようになるまでの経緯を、息子たちに伝えたいという思いから書き始めたものです。しかし、書き進めるうちに、わが家の歩みそのものが時代と深く結びついた物語であることに気づきました。そこで本書を「ある一家の昭和史」としても読んでいただきたいと考え、書籍として世に出すことにしました。

著者のプロフィール

1955年 石川県金沢市生まれ(富山県小矢部市出身)
1968年 豊中市立原田小学校卒業
1971年 豊中市立第一中学校卒業
1974年 大阪府立豊中高等学校卒業
1978年 京都大学理学部卒業
1984年 京都大学大学院理学研究科修了(理学博士)
1984年〜大阪市立大学理学部(理学研究科)助手・講師・助教授・教授
2009年 京都大学理学研究科教授
2021年 京都大学定年退職、名誉教授

昆虫を主な研究対象として季節適応の生理学や時間生物学の研究に従事。著書に『生きものは昼夜をよむ―光周性のふしぎ』(岩波ジュニア新書、2000年)、『クマゼミから温暖化を考える』(岩波ジュニア新書、2016年)、『人間と昆虫のこれからを考える』(岩波ジュニア新書、2025年)など。趣味は、虫や鳥の写真を撮ること。