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カテゴリ:産業一般・技術一般(7/61)

To the world of defect-free soldering : 岸人 稔 | BookWay書店





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タイトル: To the world of defect-free soldering

著者: 岸人 稔  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 産業一般・技術一般
ページ数: 164
サイズ: A5

特記:

電子書籍(2,750円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

ISBN:9784865844092

書籍形式








 


本の要約

2章の はんだ付け教育(理論&実技)は、難しいはんだ付けの内容ではありません。基本的なはんだ付けの4要素の話です。4要素の中で熱(温度)、フラックスの能動要素の説明に重点を置いています。特にフラックスは“魔法の物質”で、読者の皆さんにこの“魔法”を大いに利用して貰いたいです。
3章は、はんだゴテ作業に関する記事です。はんだゴテの真の目的、はんだゴテでの修理ノウハウ等を説明しています。又この章でも“魔法”の使用方法も説明しています。
4章、5章は自動はんだ付け(SMTリフローはんだ付け、フローはんだ付け)での記述です。なぜ? 不良になったのか?その原因説明と再発防止するために、どうすれば良いか?詳細に記述されています。また技術設計部門の人達に対して、「“ここ!”を注意して下さい。そうすれば、不良はゼロになります」と技術者への依頼内容(例えば、『長崎出島パターン』など)も説明しています。
6章は、実際に著者が経験した不良対策事例集です。発生頻度の多い項目について説明しています。これらは、徹底的に原因調査した事例です。徹底的に原因調査すれば、貴方は、真の原因が分かり再発防止対策は即可能です。日常の生産現場での実例ですので、大いに参考にして下さい。

著者のプロフィール

大阪工業大学電子工学科卒、アルプス電気(株)に30年間勤務、その後“世界の工場”と言われた中国の企業で約10年間の勤務、合計約40年間、技術部、生産技術部、品質管理部、生産部等に籍を置いて、従事した仕事は、部署が変わっても、主に『はんだ付け』に関係した業務でした。技術部にいても、はんだ付け不良を出さないパターン設計はどうすべきか? ということで悩み、またSMTリフロー、挿入部品のフロー、はんだゴテ作業、これらの生産現場での『はんだ付け品質向上と不良対策』に悩み、一つ一つ発生した不良の原因分析と対策をしてきました。その間、日本溶接協会の四つの資格(オペレータ用、品質検査員用、インストラクタ用、技術者用)を取得し、業務に生かしていました。(現在、資格は更新などの問題で無し)

生産現場での(不良発生)→(原因分析調査)→(対策)→(再発防止の確認)を数多く手がけているうち、当初は点であった『はんだ付け』が、次第に線となり、更にその線が集まって面となり、とうとう私の趣味は、『はんだ付け』になってしまい『はんだ付け不良、ゼロ!』を達成しました。お客様からノウハウを取得するため、工場見学をされるようにもなりました。今でもSMT生産現場の各マシーンの傍に立つと、『はんだ付け不良、ゼロ!』の気持ちで胸が熱くなり、燃える心を抑えることができません。

この度、関係者の方たちと相談した結果、『不良を出さないはんだ付けノウハウ』として、生産現場で発生した不良対策の実例を、この小冊子にまとめることにしました。私なりに不良品を徹底して見、原因分析した結果の対策集です。40年間の経験から不良対策には、不良現品を徹底的に見るという精神で、原因分析することが、非常に大切だと身にしみて感じ、今も現場に立っています。皆様の生産現場で参考にしてもらい、少しでもお役に立てばうれしいです。

アルプス電気(株)の関係者の方はじめ、千住金属工業(株)、白光(株)の関係者の方、また中国での10年間、共に苦労して不良対策に係わって下さった方々の御協力に心より感謝致します。皆様方のおかげでこの本の完成に至りました。有り難うございました。

著者からの書籍PR

この本は、生産現場で日々、発生する不良を“ゼロ”にするために世に出版されました。
不良が発生したら、徹底してその原因調査をしなければなりません。たとえ時間がかかっても原因調査をすることをお勧めします。その方が、対策、再発防止に早く到達できるのです。
不良発生には、必ずその原因が有るはずです。当たり前ですが、原因が無ければ良品となっているのです。その原因調査の色々な手法を教えてくれるのがこの本です。不良の原因調査の段階で、安易な結論、結果を出してはいけません。必ず不良の再発につながります。
品質会議の場で、1%の不良率の項目が議題になって、その原因は「部品が悪い」、「はんだ材料が悪い」と結論付ける事がよくあります。よく考えてみてください、生産品は100%同じ部品を使っているのです。100%同じはんだ材料を使っているのです。同じ部品、はんだ材料が不良原因であれば80%、90%の高い不良率になるはずです。1%の不良率の場合、真の原因が他に隠されているはずです。
原因調査は、本当に重要です。真の原因を掴む手法を教えてくれるのがこの本です。
私のプロフィールの所でも言いました“誤ったはんだ付け作業”は、自動はんだ付け工程でも日々発生し不良を発生させています。この様な不良を発生させない為に、この本の内容を大いに参考にして貰いたいと願っています。
読者皆さん!工場で、本当の『不良発生ゼロ!』を達成して下さい。
『物は、有るから見えるのではなく、見るから見えるのである』

(注) 質問事項がございましたら著者にメールをお送りください。時間がかかる場合もありますが著者本人より返信いたします。
(メールAD : 3kishido@gmail.com)

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