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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(179/180)

闇にあっても光を : 関 茂子 | 風詠社eBooks





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タイトル: 闇にあっても光を

著者: 関 茂子  書店: 風詠社eBooks 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 170
サイズ: 128×188

特記:

電子書籍(550円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

書籍形式








 


本の要約

この本は、私の伯母(私の母は四姉妹の末っ子。伯母は三女でした)にあたる人の闘病記です。
私がこの本『闇にあっても光を』と出会ったのは、私の母が亡くなって間もなくのことでした。
母の形見として譲り受けたこの本には、私が生まれる前に亡くなっている、会ったことのない私の伯母の人生が描かれています。この本を読んで感動しました。
「自分にはこんなに素晴らしい伯母がいたんだ」ということを実感するとともに、この伯母がもし生きていたら自分や家族の人生は、大きく違っていただろうと悔やんだりもしました。

伯母は、当時不治の病であった心臓病と闘いながらも、必死に前向きに生きようとしています。恋をして、勉強をして、悪ふざけもしたり……そんな個所を読みながら私の心は和みました。

私は、この本を是非多くの方に読んでほしいと願っています。病気で苦しんでいる方はもちろんのこと、伯母は信仰心の強い方でしたので、信仰のある方にも、是非読んで頂きたいです。

実際この本は、初刊を出して、世間から好評を頂いたようでした。初版を1973年、第二版を1974年に出しています。このまま、この闘病記が忘れ去られてしまうのは、非常に惜しく、甥である私が再出版を致しました。

伯母はもちろん、今は亡き母も、天国でとても喜んでくれるであろう、と思うからです。

著者のプロフィール

関 茂子(せき しげこ)

1936年7月25日、関義固、未瑳子夫妻の三女として生れる。
幼年の頃しばしば扁桃腺炎を患い、それが原因で関節リウマチス、心臓弁膜症となる。その後、疎開先より鎌倉、横浜に移住、本格的な治療が始まる。学びたい心と健康上の問題は最後まで本人を苦しめた。中学、高校と出席、半ばとなり漸く玉川聖学院に受け入れられる。聖書、語学、一般教書と熱心に取りくんだが健康と両立せず、入退院をくり返し、最後は虎ノ門病院にて短い生涯を終る。27才。