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カテゴリ:ビジネス・経済・経営(18/27)
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タイトル: 感情の経済学I 心の理論:モデルとプログラム
著者: 門川 和男 書店:
BookWay書店
カテゴリー: ビジネス・経済・経営
ページ数: 444
サイズ: A5
書籍形式
出版本
3,850円
本の要約
『感情の経済学』とは、近年のAIの発展にともなって、人間の心をモデル化し、プログラムすることを目的にする経済学の新しい分野になり、『感情の経済学』では、人間の感情が、人間の思考のどのような構造にしたがって、どのように現れるのかについて明らかにしていくことにする。
ここで、『感情の経済学』が経済学のひとつの分野である理由は、伝統的な経済学とは異なる科学的な方法によって、個人の選択と行動について説明をするからになる。つまり、従来のミクロ経済学やゲーム理論などでは、具体的な状況を想定した上で最適解が導かれることになるのに対して、『感情の経済学』では、具体的な状況を想定することなく一般的な最適解を導くことになる。そして、本書では『感情の経済学』について紹介していくために、状況に対する行動を定義していくことによって、行動を支える質的に異なる衝動に対して感情を割り当てながら、人間の感情を網羅的に定義していくことにする。つまり、人間の感情とは、質的に異なる衝動になり、衝動に質的な違いが生じるのは、なるべく満たすことができる衝動を大きくしようとするときに、満たすべき衝動と満たすべきでない衝動が区別されるからになる。そして、衝動の望ましさの区別にもとづいて、望ましい感情と望ましくない感情が区別されるときに、人間の意識に様々な感情が現れることになる。
また、本書の構成は、全2巻の個人編と社会編と世界編の3部構成になっており、個人編において基本的なモデルについて紹介し、社会編と世界編では、個人編で紹介したモデルを発展させていくことにする。さらに、本書では、単純な掛け算と引き算による2つの数式によって、人間の心を定式化することができることについて紹介し、また、それら2つの数式によって、人間の心のすべてを説明することができることについて紹介していくことにする。(下巻は2022年11月発売予定)
著者のプロフィール
<著者略歴>
東海大学政治経済学部経済学科准教授
1999年 創価大学法学部法律学科卒
2002年 米国ジョンズホプキンズ大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修了
2002年 松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)を経て、2009年英国ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)地理学研究科修了
2010年 早稲田大学政治経済学術院助教
2016年 東海大学政治経済学部経済学科特任講師などを経て現職
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