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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(33/180)

これって終活? : 鯖江 友朗 | BookWay書店





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タイトル: これって終活?

著者: 鯖江 友朗  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 226
サイズ: A5

特記:

電子書籍(550円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

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本の要約

終活とは、
「人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うこと」
と定義されているようです。

グーグルに依れば、
「終活とは、平成21年に週刊朝日が造った言葉で、当初は葬儀や墓など人生の終焉に向けての事前準備のことでしたが、現在では「人生のエンディングを考えることを通じて”自分”を見つめ、”今”をよりよく、自分らしく生きる活動」のことを言います」となっています。
大学生や高校生がする就職活動を省略して就活と言っているので、週刊朝日は就活の語呂合わせで終活と造語したのでしょう。
今や日本人の平均寿命は八十歳を超えています。六十歳が定年となる勤め先がまだ一般的ですから、普通の人は、退職後二十年をどう生活するか、どう生きるかを考えます(ここでは健康寿命との差は考慮しません)。
今回の短編集は人生の終盤を扱っていますが、各作品は一般的な終活を目的にはしていません。
これまでの「これって?」シリーズと同じように、あり得ないだろうかという設定の中で、気持ちの揺れなどを描いたつもりです。

著者のプロフィール

鯖江友朗(さばえともろう)
1952年、島根県浜田市に生まれる
2012年、定年退職
現在、神奈川県横浜市在住
趣味、酒、煙草、料理、月一の川崎競馬

他の著作
短編集『これってあり?』(風詠社 2012年)
編集『これでいいの?』(ブックウェイ 2013年)
短編集『これでもいいのかな?』(ブックウェイ 2014年)
中編小説『海軍と父と母…絆としがらみ」(ブックウェイ 2015年)
中編小説『これってオヤジのたわごと?』(ブックウェイ 2016年)
短編集『これって終活?』(ブックウェイ 2017年)
中編小説『漣の行方』(ブックウェイ 2017年)

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 本書には短編が八話あります。
 いずれの作品にも定年間近、定年直後、又は定年後暫くしての男女が登場します。
 第一話『浮遊』は膵臓癌、第二話『開閉』は脳梗塞又は心筋梗塞、第三話『遠景』は食道癌、第四話『切花』は殺人事件、第六話『邂逅』は脳溢血、第七話『宣誓』は乳癌と大腸癌、第八話『空気』は交通事故を取り上げていますが、第五話『文字』だけは直接死を扱ってはいません。
 殆どの作品が病気を扱っています。脇役が病んでいる場合がありますが、主人公は必ずしも死に直面してはいません。前書きでも触れたように、この短編集はハウツー本ではありません。主人公となった人物がある状況に対し、どんなことを感じ、考えているのかを書いています。その前提になっているのは、各人物が人生の後半を意識しているというだけです。
 誰しも嫌なこと、怖いことは考えたくないでしょう。当たり前のことです。そんなことよりも、人生を前向きに捉えて一歩一歩進みたいものです。本書の裏表紙にある富士山のように、どんと構えていたいと思います。
 その時、何も知らないよりは知っている方が良いこともあるでしょう。そんな想いを描いてもいます。
鯖江友朗

平成二十九年二月

著者のブログ

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