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カテゴリ:研究・ノンフィクション(21/51)

ブーケを手わたす 知的障害者の恋愛・結婚・子育て : 平井 威、「ぶ〜け」共同研究プロジェクト | BookWay書店 学術研究出版





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タイトル: ブーケを手わたす 知的障害者の恋愛・結婚・子育て

著者: 平井 威、「ぶ〜け」共同研究プロジェクト  書店: BookWay書店 学術研究出版 

カテゴリー: 研究・ノンフィクション
ページ数: 324
サイズ: 127×188

特記:

電子書籍(990円)は BookWay コンテン堂店 でお買い求めください。

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本の要約

知的障害者のライフコースを概観するとふつうの人々とは著しく異なる点があります。それは、恋愛関係、結婚・パートナーとの生活、子育て経験という人生ステージの欠如です。
障害者差別解消法が施行された今日、合理的な配慮が必要な領域のひとつとして生理・恋愛・結婚・妊娠・育児など性と生殖に関する健康や権利を忘れてはなりません。

長崎の社会福祉法人南高愛隣会自主事業結婚推進室「ぶ〜け」の取り組みは、知的障害者のセクシャリティーへの権利の承認とそれを実質化する上で果たす伴走者やイベントの重要性を浮かび上がらせています。

人のライフコースは、文化的背景、社会的な絆、個人の目的志向性、適応のタイミングの4つの要素によって決定されると言われます。知的障害者が、この4つの要素のどれにおいても不利な立場にあることは容易に想像できますが、「ぶ〜け」の取材をしていくと、必ずしも彼らがすべての要素において社会的弱者役割を甘受しているというわけでもないことが見えてきました。

そして適切な支援があれば、恋愛関係、結婚・パートナーとの生活、子育て経験という人生ステージを獲得することは可能なこともわかりました。

「ぶ〜け」利用者へのインタビューや詳細な質問紙調査、法人関係者への取材を通じて、長崎発のユニークな結婚推進室「ぶ〜け」の秘密と今日的意義を解き明かします。

著者のプロフィール

平井 威(ひらい たけし)
東京都日野市生まれ。
東京都特別支援学校教諭を36年間勤める。
明星大学教育学部客員教授、明治大学文学部兼任講師。
東京都国立市子ども家庭支援センター運営協議会会長、NPO法人Ohana理事など。
知的・発達障害者の生涯学習支援をテーマとしている。
※恋愛無数回、結婚1回、子育て3回。



社会福祉法人南高愛隣会「ぶ〜け」共同研究プロジェクト

松村 真美(まつむら まみ)
大分県生まれ
1982年 南高愛隣会入職、コロニー雲仙更生寮施設長、常務理事などを歴任
2015年〜事業統括部長
※声を聴くだけで元気をもらえる南高愛隣会のマドンナ

納谷 まさ子(のうたに まさこ)
長崎県島原市生まれ
1992年4月 南高愛隣会入職、世話人としてグループホーム利用者の支援にあたる
2003年 結婚推進室「ぶ〜け」の職員として登録者の幸せづくりのお手伝いに勤しむ
結婚推進室「ぶ〜け」室長
※顔を見るだけで元気をもらえる「ぶ〜け」のマリア

小西 亜弥(こにし あや)
福岡県宗像市生まれ
2009年4月 南高愛隣会入職、宿泊型自立訓練やグループホームの生活支援員と支援にあたる
2015年〜相談支援事業所相談支援専門員、社会福祉士
「ぶ〜け」共同研究プロジェクトリーダー
※LINEメッセージを見るだけで元気をもらえる雲仙のキューピット