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カテゴリ:法律・社会科学・心理・教育(11/42)

中津燎子の英語音声塾 一から作る自分の英語音 : 一般社団法人中津燎子の英語未来塾 | 学術研究出版





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タイトル: 中津燎子の英語音声塾 一から作る自分の英語音

著者: 一般社団法人中津燎子の英語未来塾  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 法律・社会科学・心理・教育
ページ数: 132
サイズ: 270×210

書籍形式








 


本の要約

本書は、未来塾の教育活動で使用していた教則図書を、中津燎子の教育活動記録、著作等を網羅しながら、これを手にした方の英語技能習得の観点から加筆し、中津、あるいは未来塾による指導を受けた経験が無い方でも技能の向上ができるように構成したものです。

未来塾での指導は音声と内容の両面に亘るものですが、本書は、そのうちの音声指導に関するものです(内容編は別途作成します)。未来塾の授業における説明に加え、授業では時間の制約等により断片的な説明となりがちな英語学、音声学による解説も適宜加えています。また、文章による説明だけでなく、中津自身の指導映像に簡単にアクセスできるようになっています。これらの映像は、他の映像資料として作成したもの、そして、未来塾での中津の指導記録として作ったものですが、本書のために改めて使用しています。

本書の構成は、未来塾における音声指導カリキュラムに沿っており、構成、使用教材は同じです。章立てに従い、一つ一つの技術を習得していけば、英語音声の技能が向上するでしょう。但し、語学学習は個人差が大きく出ます。また、習得のためには一定の密度、時間による継続的な学習が必要ですが、過度に時間、労力をかけても短期に習得できるとは限りません。まず、発声の原則を理解し、案内、映像に従って実際に発声してみましょう。訓練を重ねることにより技術の向上を着実に体感されることでしょう。

著者のプロフィール

本書は、教育と出版を主な活動とする「一般社団法人中津燎子の英語未来塾」が自らの教育活動に使うことを目的としてまとめた図書です。同時に、本書は、英語学習を志すどなたが手にしても音声技術の習得が進むように構成しています。

現在の未来塾は1999年4月に任意団体として発足し、2017年に一般社団法人としました。前身は、中津燎子が英語の音声訓練を通じて異文化を理解し、地球市民的視野を持つ人間を育てることを目指して1982年に大阪で始めた「未来塾」です。東京では1984年から活動を開始しました。東京未来塾は、15年間で500名以上が受講しました(1998年に終了)。その間に中津燎子により育成された講師が主体となり、そのときの訓練方法を基とし、さらに工夫・改良を加えて、1999年に新たな組織にて活動を開始しました。当初は中津の助言を受けながら、その後は独立し、成人を対象に英語発音発声訓練、日本語によるディベート導入訓練を実施しています。

未来塾創始者の中津燎子は、1925年に福岡市に生まれ、3歳時(1928年)に、父の仕事の関係で旧ソ連のウラジオストクに渡りました。日ソ関係の悪化により12歳時(1937年)に帰国。戦後、福岡の国連軍にて電話交換手として勤務。30歳時(1956年)で留学の機会を得て渡米。在米中に日本人と結婚し、39歳時(1965年)に一家で帰国し、夫の勤務地であった岩手県盛岡市に居住。その後、家事の傍ら英語塾を開催。その体験記が「なんで英語やるの?」です。この書は1974年度大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました。その後、中津は一主婦でありながら、英語教育と出版活動に心血を注ぎ、延べ数千名に教え、全12冊(共著含む)の著作を残しました。中津は2011年6月、85歳にて逝去しました。

「中津燎子の英語未来塾」は、中津の活動を継承し、教育活動を実施し、中津著作の復刻と新著発行を進めています。