学術書・テキストブックの出版
学術研究出版 : 学術書・テキストブックの出版
ログイン 又は 会員登録
会員登録
会員登録をせずに紙書籍を購入する
書店内キーワード検索
はじめてのお客様へ
電子ブック|詳細画面
カテゴリ:自然科学一般(2/10)

分析業と業務管理 : 服部寛和、菊谷 彰 | 学術研究出版





電子ブック|詳細画面

タイトル: 分析業と業務管理

著者: 服部寛和、菊谷 彰  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 自然科学一般
ページ数: 220
サイズ: A5

書籍形式








 


本の要約

測定分析業界の課題の一つは、精度管理などの品質管理の仕組みが確立されていないことです。ISO/IEC17025などの品質管理システムが運用されていますが、業務管理全体に有効な展開ができていると言えません。測定分析業を営む二社にそれぞれ勤務する筆者二人が、測定分析業の業務管理の仕組み全体を示し、その事業と業界に存在する課題そして対応を提案します。
業務に必要な仕組み全体を把握すると、測定分析業の課題が再確認できて、将来に向かって何を追うべきかも認識され、加えてそれぞれの担当業務の把握と必要な処置の判断が的確になると考えます。一方業界をご存じなく測定分析会社を利用されるお客様など外部の方も、測定分析業の業務管理の概要を本書から読みとっていただけるのではないかと思います。
第1章は、業界の現状及び事業の特徴、業務管理の問題について簡単に述べました。第2章は、測定分析業の受注から報告書の提出まで測定分析の主業務及び付随業務の一連の工程を示します。そして測定分析業に利用される管理システムを取り上げ説明を加えます。第3章は、測定分析業の品質管理を含む業務管理について、測定分析の主業務及び付随業務それぞれの課題、及び採用すべき一連の仕組みを提案しました。最後の第4章は、測定分析業の業務管理と提案をまとめました。
測定分析業はどちらかというと小規模の事業所が多く、管理職教育も十分行われていないように感じます。業務管理の仕組みの円滑な運用、業界各社の管理職教育や業務の効率化、そして測定分析業の責任であるデータの精確さの維持向上を図るため、本書を参考にしていただければ幸いです。

著者のプロフィール

服部寛和(はっとりひろかず)
1951年 愛知県名古屋市生まれ
1988年 株式会社ユニケミー入社
材料分析、環境分析ほかに従事
同社のISO14001環境管理責任者、ISO/IEC17025 品質管理者を担当
2009年 同社専務取締役
2013年 同社代表取締役
2013〜2016年度 一般社団法人愛知県環境測定分析協会 理事
2013〜2018年度 同協会 教育研修委員会委員長
2021年現在 株式会社ユニケミー顧問
取得資格:技術士(環境部門)、環境計量士

菊谷彰(きくやあきら)
1958年 愛知県名古屋市生まれ
1984年 財団法人東海技術センター(現、一般財団法人東海技術センター)入所
入所後、環境計量証明事業に関する分析、X線・電子顕微鏡等を用いた品質管理分析、水質・土壌・アセスメントなどの環境調査に従事
2003 年からISO 審査本部にてISO 審査業務に従事
その後、計量管理者、水道GLP 技術管理責任者・品質管理責任者と環境計量証明事業や水道検査事業の責任者を担当
2021 年現在 一般財団法人東海技術センター参与
取得資格:環境計量士、第一種作業環境測定士、水質関係第1種公害防止管理者、環境マネジメントシステム主任審査員