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カテゴリ:地域誌・民俗研究(11/12)

百姓一揆の風景 伊方騒動(文政十三年) : 阿部 朗道 | 風詠社eBooks





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タイトル: 百姓一揆の風景 伊方騒動(文政十三年)

著者: 阿部 朗道  書店: 風詠社eBooks 

カテゴリー: 地域誌・民俗研究
ページ数: 384
サイズ: 128×188

電子書籍 対応機器: pcipadiphoneandroid
形式: ActiBook
特記: Android対応機種

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本の要約

伊予宇和島藩は、積年の財政難に苦しんできたが、文化文政年間に藩はそれを打開するために種々の無理な政策を推進した。

この時期、半農半魚の伊方村を統ていたのは寛文年間から150年にわたって世襲庄屋として強勢を誇っていた大庄屋であった。庄屋は、藩の政策に忠実で信頼も厚かったが、村人たちには私用で駕籠を担がせるなど強圧をもって臨むことが多かった。

文政13年、藩が百姓たちから政治献金を募る形の御無尽銀を預かっていたのを庄屋経費として流用していたことが、村の 予算に立ち会う年行事役が、念仏講の席で暴露したことが口火となって庄屋罷免への動きが広がっていった。百姓たちは影では清盛庄屋などと言って揶揄しながらも抑えられてきた長年の不満が吹き出す形になって、一気に庄屋罷免の機運が高まっていった。この騒動の中心となったのは、頭取あった市右衛門、森蔵、佐吉、金十郎らであった。彼らは、当時、役5500人の村民のうち約800人を引きつれて、隣の大洲藩に庄屋の罷免を宇和島藩に掛け合ってもらうよう願い出て、一週間にわたり肱川河原に滞在した。結果として、庄屋は罷免され、頭取たちは一人が斬罪、他は流罪となった。

本書は、若い衆宿や、念仏講、お祭り、鰮漁等、当時の百姓たちの生活の様子や頭取たちのキャラクターや心情に迫ってみた。併せて、藩政における庄屋と百姓たちとの関係についての考察を深めることを目指した。

著者のプロフィール

阿部 朗道
1942年 愛媛県伊方村に生まれる
1965年 早稲田大学政治経済学部卒業
    卒業後、商社勤務を経て、愛媛県立高等学校教諭となる
退職後 みかん園を自営

著書
「もう黙ってはいられない。今、偽りの優しさが国を滅ぼす」(東京図書出版会、2003年)
「ゲートボールはまだ早い」(東京図書出版会、2006年)