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カテゴリ:法律・社会科学・心理・教育(51/80)

教育を科学する力、教師のための量的・質的研究方法 Excelフリー統計ソフトHADを用いて : 石川 美智子、松本 みゆき | 学術研究出版





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タイトル: 教育を科学する力、教師のための量的・質的研究方法 Excelフリー統計ソフトHADを用いて

著者: 石川 美智子、松本 みゆき  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 法律・社会科学・心理・教育
ページ数: 204
サイズ: A4

書籍形式








 


本の要約

本書は、教師と教師を目指す人々のために、研究論文の書き方をまとめたものです。

教師は、学問を追究する人々とは異なります。教育の実践者です。質の高い日本の教師の実践の成果を個人情報を守りながら、研究として発信することが求められています。学校の課題が多様化・複雑化するという国際的な動きのなかで、日本の研究がますます必要になっているのです。

実際、文部科学省(2016)は、「経済・財政再生アクション・プログラム」を受けて、学校の課題に関する客観的データ等、学校・教育環境に関するデータ収集及び教育政策に関する実践研究の必要性を述べています。日本の質の高い教育実践を、科学的根拠に基づきながら、伝えることができるように、無料EXCEL統計ソフトと教師の言葉を用いて書きました。

さらに、量的研究、質的研究方法の基本を示しました。質的研究とは、口頭、視覚、記述等の質的データを中心に、研究者自身が解釈し分析する方法です。具体的には教師や子どもの感想や表情等を分析するものです、量的研究とは、数量的データを中心に、統計学を用いて分析する方法です。学校には膨大な情報があり、質的研究法と量的研究法のどちらか一方ではなく、両方とも教師にとって必要であると考えて書きました。

本書は、数少ない教師と教師を目指す人々のための研究方法の書です。グローバル化の中で、ますます日本の教育が発展し、日本の教室が子どもたちにも教師にも、さらに楽しくなることを期待しております。そして、その実践を論文として、日本だけでなく世界にも発信しましょう。

著者のプロフィール

石川美智子(いしかわ みちこ)
常葉大学教職大学院教授 2016年〜
京都教育大学大学院教授・佛教大学教育学部特任教授 2014年〜2016年
名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程修了。博士(心理学)

主著に、『高校相談活動におけるコーディネーターとしての教師の役割―その可能性と課題』(ミネルヴァ書房、 2015 年)、『チームで取り組む生徒指導―アクティブ・ラーニングを通して深く学ぶ・考える』(ナカニシヤ出版、2015年)、『チーム学校を支える教育相談担当者としてコーディネート力を高める誌上演習』月刊学校教育相談4〜12号(2016)、1〜3号(2017)、『チームで取り組む生徒指導・教育相談―事例を通して深く学び考える』(ナカニシヤ出版、2018)などがある。


松本みゆき (まつもと みゆき)
分担執筆者(3章、4章、5章、6章)
Christ大学(インド、バンガロール)研究員 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(心理学)

分担著書に、『産業心理臨床実践:個(人)と職場・組織を支援する』(2016年、ナカニシヤ出版)、『チームで取り組む生徒指導・教育相談―事例を通して深く学び考える』(ナカニシヤ出版、2018)などがある。