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カテゴリ:医学・歯学・薬学・看護・福祉(13/38)

写真と図で使える 超高齢者総義歯座右マニュアル : 皆木 省吾 | BookWay書店 学術研究出版





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タイトル: 写真と図で使える 超高齢者総義歯座右マニュアル

著者: 皆木 省吾  書店: BookWay書店 学術研究出版 

カテゴリー: 医学・歯学・薬学・看護・福祉
ページ数: 156
サイズ: A4

書籍形式








 


本の要約

写真と図で使える 超高齢者総義歯座右マニュアル
−超高齢社会・在宅に使える義歯を提供する2横指3秒ルール−
Okayama Complete Denture Manual For Oldest Old Edentulous Patient

日々の総義歯臨床が成功し、患者の笑顔に囲まれます。
本書は超高齢者総義歯治療の上達とより良い実践を目指した実践書(座右マニュアル)です。高齢者総義歯治療に必要な治療手法のエッセンスと理論が詳しく解説されています。

本書は、
●超高齢者総義歯になじみが薄いが、臨床機会が増えてきた先生
●総義歯を多く経験し得意であり、時代の患者にアップデートしている先生
●総義歯を苦手としている先生
●義歯を作製する歯科医師との協働を目指す歯科技工士
を対象に執筆されました。

【目次と内容例】
1.最も重要な基本概念(2横指3秒ルール ―使えない義歯のルールアウト―、下顎義歯床の床縁の形が適正かどうかのチェック方法 等)
2.術者の心情・場面別解説 (義歯の名人といわれる人に、「義歯床を広く」という人と、「広すぎないように」という人といて、どちらを信じて良いのかわからない 等)
3.患者の訴え別 解説(上顎義歯が落ちる、上顎金属床義歯がゆるくなった 等)
4.寝たきり・要介護老人のための義歯(咬合・嚥下義歯 と 咀嚼・嚥下義歯)
5.義歯関連知識・手技のまとめ(下顎総義歯のリライニング(直接法)のコツは? 等)
6.義歯作製手順別重要ポイント(在宅等で短いチェアータイムで良い下顎最終印象をとるには 等)

著者のプロフィール

皆木省吾(みなぎ しょうご)

日々、臨床に身を置き、臨床問題を解決するための研究を活動の主体としている。総義歯、咬合、顎関節症を専門とし多数の実戦的臨床講演もこなす。アカデミアに閉じこもらず臨床現場に基盤を置くその臨床理論は有用性・実践性が高く、講演を受けた多くの臨床家からの根強い人気を得ている。
(1982年広島大学歯学部卒業、同大大学院を経て呉共済病院歯科医長、米国ミシガン大学客員講師を歴任し、2002年から岡山大学教授)
著書(共著等)に、総義歯治療失敗回避のためのポイント45(クインテッセンス出版)、入門 無歯顎補綴治療(医歯薬出版)、無歯顎補綴治療学(医歯薬出版)、コンプリートデンチャーテクニック(医歯薬出版)、よくわかる顎口腔機能(医歯薬出版)、写真でマスターする顎関節症治療のためのスプリントのつくり方・つかい方(ヒョーロン・パブリッシャーズ)、Dawson Functional Occlusion ファンクショナル・オクルージョン(医歯薬出版)、パーシャルデンチャーテクニック(医歯薬出版)等がある。

日本補綴歯科学会指導医、日本老年歯科医学会指導医、日本口腔顔面痛学会指導医、日本顎関節学会指導医 等

ブログサイトURL:
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~2hotetsu/

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[[[ メール頂いた感想・書評 ]]]
香川県開業 □先生 Amazon カスタマー
ホントに「超高齢者総義歯座右マニュアル」なんです
義歯が得意な先生にも初心者にも座右の書となること間違いなしです。臨床で多々遭遇するであろうクエスチョンを想定し、どこを観察すべきか、見るべき観点と対処法をとても具体的かつ科学的に解説、写真やイラストもふんだんに使い詳細に示されています。かといってHow to本ではありません。近年在宅訪問歯科診療だけでなく、診療室にも全身状態が虚弱化された患者さまが多数来院されるようになり、そのような方には従来の様々な義歯の研修会で得たテクニックではどうしても満足のいく結果が得られないことも増えています。そんな中で、皆木先生のご講演を拝聴し、そしてこの本で復習、患者さまの声に耳を傾け観察しながら、本に記載の手順通りに臨床で実践してみると、即結果が出る事に驚きさえ感じました。今まで困っていた症例が、日々問題解決できるようになり、この本に、そして皆木先生に感謝しています。

□大学 □科 教官□先生
今朝来られた患者様で,偶然にも下顎全部床義歯が浮き上がる方がいらっしゃいました.先生のいわれた通り,義歯床縁を削合し調整したところ,見事に浮き上がりが改善されました.先生のご講演を聞いていた研修医と二人で大喜びしました.自分のできる治療の引き出しがまた1つ増えました.ありがとうございました.

□大学補綴科 □先生
先生が発表された補綴学会(第123回)の専門医研修「在宅など超高齢者への義歯治療スキル」では目からウロコが落ちる感銘を受けました。本書を知りすぐに購入しましたが,研修と同様の臨床重視の具体的方法論が役にたっています。ありがとうございました。

兵庫県開業 □先生 
今日先生の本を拝読させて頂きました。先生に教示してして頂いた事が、点から線になった様に思います。もう一度自分の拙い技量をブラシシュアップして先生の教えを具現化出来るようにしていきたいと思います。
先生の手技が、スタンドプレイの手技とは、全く違うと認識されることを願って止みません。

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    本書の理念と背景 (本書『あとがき』より)
 本書執筆に着手した年,岡山でも超高齢化にともない総義歯の難症例化が感じられるとともに,そのような症例を老人施設あるいは在宅などの環境下で治療せねばならない場面を多く見かけます.一方,総義歯の症例では難症例化がすすみ,若い歯科医師が総義歯について平易な症例で十分な経験を積む機会はむしろ減少していると感じられます.
 多くの若い歯科医師,しかも補綴を専門としない歯科医師がこのような現場に向かうにあたり,患者の栄養環境を改善するための最低限の義歯治療を行う一助となる論理的なマニュアルを作成することは社会的責務と考えて本書の執筆に着手しました.
 また,熟練した歯科医師が遭遇する難症例の総義歯にも対応するために必要とされる実戦的ツールが多数得られるよう配慮しました.
 可能な限り実戦的に,しかも臨床現場での各先生の観察をもとに,論理理解が進むための基盤を提供することを第一に考えました.本であるがゆえに動画を使えないことは解説に大きな制約となることもあらためて痛感しましたが,読者皆様の臨床思考と実践の一助となれば幸甚です

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