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カテゴリ:文芸(小説・エッセイ・評論)(99/180)

小川を渡ることとは Crossing the Creek : マイケル・ホルムス、訳者:松尾幸郎、編集:柳原三佳 | BookWay書店





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タイトル: 小川を渡ることとは Crossing the Creek

著者: マイケル・ホルムス、訳者:松尾幸郎、編集:柳原三佳  書店: BookWay書店 

カテゴリー: 文芸(小説・エッセイ・評論)
ページ数: 82
サイズ: A4

書籍形式








 


本の要約

本書は、アメリカのホスピスで数多くの終末期患者を看取り、その家族に長年向き合ってきた看護師、マイケル・ホルムス氏(2016年に死去)が執筆した書籍を、松尾幸郎氏(訳者のプロフィール参照)が日本語訳したものです。

死に向かう人々が誰しも通るプロセスを、家族や介護者がどうとらえ、どう向き合うべきかについて、実際の経験をもとにこれまでにない概念で記した一冊です。
(目次の例:食欲、睡眠、混乱、苦痛、エネルギーの喪失、恐怖 など)
彼の信念とレガシーは、本書とともに、NPOの活動を通して世界中に生き続けています。

訳者の松尾氏自身も、交通事故で全身麻痺となった妻に8年間にわたって寄り添った経験を持ち、『巻子の言霊』(柳原三佳著)というノンフィクションとして出版され、後にNHKでドキュメンタリードラマ化されています。

著者のプロフィール

■著者プロフィール
Michael George Holmes, R.N.(マイケル・ジョージ・ホルムス, R.N.)
1950年、米国ウィスコンシン州に生まれる。
看護師として、ウィスコンシン州、アリゾナ州、フロリダ州、後半はニューメキシコ州のホスピスに勤務し、数多くの終末期患者を看取り、その家族に向き合ってきた。
本書は、彼が現役で働いているときに執筆されたもので、介護家族や介護士に繰り返し口頭で同じことを伝えるというエネルギーを軽減するために出版され、役立ったという。
晩年は加齢黄斑変性症を患って視力を失い、看護師としての仕事は辞さざるを得なかったが、執筆活動をやめることはなかった。
2016年7月、ニューメキシコ州アルバカーキの病院で死去。享年67。しかし、彼の信念とレガシー(遺産)は、本書とともに、NPOの活動を通して世界中に生き続けている。
www.crossingthecreek.com

■訳者プロフィール
松尾幸郎(まつお ゆきお)
1936年、富山県滑川市生まれ。
富山高校、早稲田大学政経学部に学び、20代で米国へ留学。
45歳から20年間ニューヨークに駐在し、商社ヤマタネの米国法人社長を最後に定年退職。
2001年、故郷の富山に戻るが、2006 年、妻の巻子が自動車事故に遭い全身麻痺に。
以来、介護に専念しながら、被害者が遭遇する理不尽を世間に訴えるべく“語り部”を始める。
2012年6月、スイスで開催された「死ぬ権利協会世界連合」で日本人代表としてスピーチ。欧米諸国の運動家との出会いをきっかけに、尊厳ある死を求める世界各国の人々の活動をレポートしたアメリカ人ジャーナリスト、リチャード・コテ―氏の書籍『In Search of Gentle Death 』を日本語に翻訳。
2014年、『安らかな死を探し求めて』として出版する。2015年、
長女が暮らす米国ニューメキシコ州に移住。現在も意欲的に翻訳等の活動を続けている。