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カテゴリ:法律・社会科学・心理・教育(3/53)

STEAM入門 : 日本STEAM教育リサーチセンター | 学術研究出版





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タイトル: STEAM入門

著者: 日本STEAM教育リサーチセンター  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 法律・社会科学・心理・教育
ページ数: 314ページ
サイズ: A5

特記: ISBN:978-4911008812

書籍形式








 


本の要約

STEAMは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering) そして数学(Mathematics)の頭文字を取ったSTEMに、芸術(Arts)を加えた頭字語として知られています。
STEAM教育は芸術を加えることで科学・技術をより創造的に発展させる学際的な教育として、また21世紀を生きる市民に必要な資質能力を育成する教育として、世界中で大きなムーブメントになりつつあります。
しかし、日本におけるSTEAMの解釈には、曖昧さや不正確さ、混乱や理解の偏りが目立ちます。
例えば、アメリカ教育省はSTEAMのAが芸術5教科であることを明言しており、アーツ・インテグレーションがSTEAMの源流であるとして、芸術の視点からSTEAMを捉えていることをご存知でしょうか?「STEMに芸術を加える」とSTEAM議員団の努力によって連邦教育法の条文が修正されたことなど、基本的なことが周知されていない中、日本では芸術抜きのSTEAMが中教審で紹介されたり、STEAMのAの範囲を広く捉えるなど、オルタナティブな理念に傾きつつあるのが現状です。
本書では、芸術を基盤にして科学・技術を結びつけることで、直面する問題の解決や新しく革新的な仕事の機会が提供され、相互の分野の進歩を促進することがSTEAM本来の理念であることを伝えます。
本書はプロローグとエピローグで挟んだ3部構成になっています。プロローグではSTEAMについてのアメリカでの公的な見解を紹介し、エピローグでは日本での議論を紹介し対比しています。
第一部はSTEAMの始まりについてです。STEAMの黎明期に重要な意味を持つ三人の人物、マーク・サンダース、ジョーゼット・ヤックマン、そしてジョン・マエダに焦点を当て、彼らのSTEAMについての考え方を紹介します。
第二部はSTEAMの背景についてです。アメリカでなぜSTEAM教育が生まれたのか、その源であるアーツ・インテグレーションや、科学と芸術の相互作用的な関係について紹介します。
第三部はアメリカのSTEAM教育の現状についてです。連邦政府や州政府によるSTEAMの法制化と、その背後にあったRISDの功績を紹介します。

著者のプロフィール

日本STEAM教育リサーチセンターは日本とアメリカの芸術教育研究者、並びに小学校から高等学校に至る芸術教育実践者によるSTEAM教育の研究と普及に携わる任意団体である。前身のSTEAM教育研究会は2011年に設立され、2019年より現在の団体名に改称した。芸術教育の視座から他教科との合科的あるいは教科横断的な学習を研究・実践し、芸術と理数系教科との学際的な学習プログラムのリサーチを行っている。