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カテゴリ:法律・社会科学・心理・教育(25/53)

子どもの表現とアートベース・リサーチの出会い ABRから始まる探究(2)初等教育編 : 笠原広一・池田吏志・手塚千尋(編) | 学術研究出版





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タイトル: 子どもの表現とアートベース・リサーチの出会い ABRから始まる探究(2)初等教育編

著者: 笠原広一・池田吏志・手塚千尋(編)  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 法律・社会科学・心理・教育
ページ数: 308ページ
サイズ: A5サイズ

特記: ISBN:978-4910733302

書籍形式








 


本の要約

アートベース・リサーチ(Arts-based Research: ABR)の可能性とは何か。本書はシリーズ「ABRから始まる探究」の「(2)初等教育編」として、芸術に基づく探究型学習理論、幼稚園や小学校での実践例を基に、ABRの初等教育/研究での可能性を探究。

はじめに
〈第1部 理論編〉
第1章 アートと,探究/研究と,学校教育との出会い
    (笠原広一)
第2章 美術教育におけるABRの可能性
    (和久井智洋)
第3章 学校教育におけるABR・A/r/tography による「探究」型学習
    ―総合的な学習(探究)の時間における探究との比較を中心に―
    (池田吏志)
第4章 授業としてのABR実践研究
―芸術に基づく探究型学習活動への展開と課題―
    (手塚千尋)
〈第2部 実践編〉
第5章 幼児の土を使った遊びと探究
    ―Arts-Based Researchの視点から実践を描き出す―
    (吉川暢子・手塚千尋・森本 謙・笠原広一)
第6章 図画工作科における「土」を用いた実践のA/r/tography試行
    (岩永啓司・手塚千尋)
第7章 Arts-Based Researchに基づく小学校での探究的ワークショップ実践の開発
    (笠原広一・森本 謙・加山総子)
第8章 身体と教室の関係性に着目したABRに基づくワークショップ実践
    ―クラフト紙を身に着けることによる探究的活動―
    (池田晴介・和田賢征)
第9章 紙風船を使って発見を見出そう!
    ―紙風船で空間に潜在する概念を探究する―
    (笠原広一・丁 佳楠・岩永啓司)
第10章 学校の思い出を描く探究について
(小室明久・佐藤真帆)
第11章 ワクの外に何が見える?
    ―日常のリ・フレーミングワークショップを実践して―
  (手塚千尋)
第12章 偶然を積極的に肯定する
    ―見ているようで見えてない色を見つける―
(生井亮司)
第13章 学校の軌跡と自分たちの今を写し取る
    ―「時間」を見つけるワークショップの実践―
    (栗山由加)
第14章 図工のなかのABR
    ―子どもの脱線における芸術的省察―
    (櫻井あすみ)
第15章 ABR黎明期にある我が国の受け止めと学校教育実践に向けた展望
    ―執筆者による座談会―
第16章 Arts-Based Researchを実践的に学ぶ
    (フェルナンド・H・ヘルナンデス)
おわりに

著者のプロフィール

笠原広一
東京学芸大学准教授。Arts-based Research,A/r/tographyの実践研究に取り組む。『アートグラフィー―芸術家/研究者/教育者として生きる探求の技法』(学術研究出版)他。

池田吏志
広島大学大学院准教授。アートと障害の交点を研究領域とし,障害のある人達のエンパワーメントと共生社会の実現を目指す。『重度・重複障害児の造形活動― QOLを高める指導理論』(ジアース教育新社)他。

手塚千尋
明治学院大学准教授。専門は美術科教育・学習環境デザイン。アートの「協同的な学び」を学習科学の視点から研究。『色彩ワークショップ 』(共編著,日本色研事業) 他。

和久井智洋
東京学芸大学大学院教育学研究科在学中。東京都公立小学校主任教諭(図工専科)。

吉川暢子
香川大学准教授。専門は幼児造形,親子の造形ワークショップ。高松市芸術士派遣事業にて芸術士Rとしても活動。『アートがひらく保育と子供理解―多様な子どもの姿と表現の共有を目指して』(分担執筆,東京学芸大学出版会)他。

森本 謙
ブリティッシュ・コロンビア大学博士課程在籍。芸術教育,芸術に基づく教育研究,美的経験,教育哲学が専門。日常経験における非日常的出来事に対する関心と探究心が教育にもたらす可能性についてアートグラフィーを通して探求している。

岩永啓司
北海道教育大学旭川校准教授。国画会会員。専門は彫刻(実技研究)。彫刻表現の可能性や教材開発の研究に取り組んでいる。

加山総子
武蔵野大学非常勤講師,東京都公立小学校図画工作科非常勤講師。日展会友・白日会会員・日本彫刻会会員。保育園や小学校での粘土による造形活動について研究している。

佐藤真帆
千葉大学准教授。美術教育が専門で,工作・工芸教育,伝統・文化,文化遺産教育,教師教育,ものづくり学習の研究に取り組む。

小室明久
中部学院大学短期大学部助教。元小学校図画工作科教諭。『まちと・アートと・場づくりと―こくぶんじアートラボ・プロジェクトの実践から』(共編著,学術研究出版)他。

生井亮司
武蔵野大学教授。専門は美術教育学,教育哲学,彫刻制作。ABRの実践的・理論的研究に取り組む。『美術と教育のあいだ』(共著,東京芸術大学出版会),「ART=Research展」(小山市立車屋美術館)他。

栗山由加
東京学芸大学個人研究員。東京家政大学,東京成徳大学・短期大学,玉川大学にて非常勤講師。絵画制作,学校園や美術館等でのワークショップの企画運営に携わる。

櫻井あすみ
星野学園小学校非常勤講師,川口短期大学非常勤講師。絵画制作,子どもの造形活動の研究に取り組む。『美術教育の可能性』(共著,勁草書房),「ART=Research 展」(小山市立車屋美術館)他。

丁 佳楠
杭州師範大学美術教育専攻修了,東京学芸大学大学院修士課程在学中。

和田賢征
東京学芸大学教育学部中等教育教員養成課程美術専攻在学中。

池田晴介
東京学芸大学大学院教育学研究科在学中。

フェルナンド・H・ヘルナンデス
バルセロナ大学教授。視覚文化とABRの研究に取り組んでいる。