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カテゴリ:芸術・芸能・語学(12/19)

復刻集成 原発事故後の教育を考える 身近な材料による造形 少ない材料で多様な発想を生み出す創造体験 : 佐藤 昌彦 | 学術研究出版





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タイトル: 復刻集成 原発事故後の教育を考える 身近な材料による造形 少ない材料で多様な発想を生み出す創造体験

著者: 佐藤 昌彦  書店: 学術研究出版 

カテゴリー: 芸術・芸能・語学
ページ数: 142
サイズ: A5

特記: ISBN:9784911008416

書籍形式








 


本の要約

 本書は,原発事故後のものをつくる教育を考えるための一つの手がかりを具体的に示すために上梓したものです。
 原発事故は人間のあらゆる生活環境(自然環境&人為的環境)に大きな影響を及ぼしました。事故から再起するためには,政治・経済・教育など,様々な立場から事故後の在り方を検討する必要があります。そしてそれを具現化するための現場での実践が重要になります。
ではものをつくる教育においては,何を大切に考えて子供の前に立てばいいのでしょうか。またどのように実践すればいいのでしょうか。
 下に示した「教育の基軸は何か」と題した文章は,原発事故後の教育にかかわって,北海道教育大学附属札幌中学校『学校だより』(No.1,巻頭言,2012年4月6日発行)に掲載されたものです。事故当時,私は北海道教育大学に勤務しており(北海道教育大学・教授),2012(平成24)年4月から2016(平成28)年3月までは附属札幌中学校の校長を兼任していました。

 なぜ,今,教育の基軸にかかわる問いを提示したのでしょうか。それは新年度のスタートにあたって,今後の教育にかかわる基本的な方向を明確にしたいと考えたからです。では,何が基軸になるでしょうか。あらためてそう問われれば,迷うことなく価値観の形成と答えます。(中略)

 自問自答と実践,これら二つを通して自らの価値観を形成する。「何を大切に考えて子供の前に立つのか」,そして「それをどう具現化するのか」という問いはその起点となるものです。具現化のための手がかりとしては五つの教材を掲載しました。教育の現場で実践しやすいように材料は身近なものを取り上げ,多様な発想を生み出すための創造のプロセスも示しました。   「はじめに」より

著者のプロフィール

佐藤 昌彦(さとう まさひこ)
1955(昭和30)年 福島県生まれ
○北海道教育大学名誉教授
○福島学院大学教授
○博士(学校教育学)/兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科
上越教育大学大学院教育学研究科修了,福島大学教育学部卒業
北海道教育大学附属札幌中学校・校長(併任/2012年4月-2016年3月)
北海道教育大学キャリアセンター札幌校センター長

〈主な著書・訳書〉
・宮脇 理(企画・監修),佐藤昌彦(編集),川邉耕一(表紙絵・章扉絵)『復刻集成 宮脇 理の世界 ミライへの造形教育思考―アーキビストの目線で視る―』学術研究出版,2022
・佐藤昌彦『紙による造形―つくろうとするものが思い浮かばない,どうすればいいのか―』学術研究出版,2021
・宮脇 理(企画・監修),畑山未央・佐藤昌彦(編集),山木朝彦(特別 企画・監修)『民具・民芸からデザインの未来まで  教育の視点から』学術研究出版,2020
・佐藤昌彦『次世代ものづくり教育研究―日本人は責任の問題をどう解決するのか―』学術研究出版,2019
・宮脇 理・佐藤昌彦・徐 英杰・若林矢寿子『中国100均(100円ショップ)の里・義烏と古都・洛陽を訪ねて』学術研究出版,2019
・佐藤昌彦(著・抄訳),宮脇 理(解説)『ものづくり教育再考―戦後(1945年以降)ものづくり教育の点描とチャールズ・A・ベネット著作の抄訳―』学術研究出版,2018
・山口喜雄・佐藤昌彦・奥村高明(編著)『小学校図画工作科教育法』建帛社,2018
・宮脇 理(監修),佐藤昌彦・山木朝彦・伊藤文彦・直江俊雄(編著)『アートエデュケーション思考―Dr.宮脇 理88歳と併走する論考・エッセイ集―』学術研究出版,2016